昭和を代表するギャグ漫画家・赤塚不二夫。『天才バカボン』『おそ松くん』など、大ヒット漫画を連発していた1960年代には、「そのまま貯めていれば、大きなホテルくらい建っていた」というほど莫大な収入を得ていた。しかし、今回の名言にある通り、財産はほとんど残らなかったという。なぜかというと、「みんな飲んじゃった」から。タモリや山下洋輔など、錚々(そうそう)たる仲間たちと飲んで遊ぶことが大好きだった赤塚は、「金貯めてホテル建てたって、友達が誰も来てくれないんじゃしょうがないじゃないか」と書いている(著書『人生これでいいのだ!!』より)。飲んで、遊んで、漫画を描いて……。好きなことを思い切り楽しむのが人生であって、お金はそのための手段でしかない。大事なのは財布の中身じゃなくて、それを使って得た人生の中身。「それでいいのだ!」
■赤塚不二夫(漫画家)
ギャグ漫画家。旧満州生まれ。10代前半から漫画家を志し、1956年に貸本漫画でデビュー。1960年代には『おそ松くん』『ひみつのアッコちゃん』『天才バカボン』『もーれつア太郎』などヒット作を連発。「シェー」「ニャロメ」などの流行語も生み出す。「人生はギャグ」を信条に、ショーの演出、ジャズ祭のプロデュース、本番写真集のモデルなど、多方面で活躍した。2008年、肺炎のため死去。
ギャグ漫画家。旧満州生まれ。10代前半から漫画家を志し、1956年に貸本漫画でデビュー。1960年代には『おそ松くん』『ひみつのアッコちゃん』『天才バカボン』『もーれつア太郎』などヒット作を連発。「シェー」「ニャロメ」などの流行語も生み出す。「人生はギャグ」を信条に、ショーの演出、ジャズ祭のプロデュース、本番写真集のモデルなど、多方面で活躍した。2008年、肺炎のため死去。
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