前回、1年前に日経平均株価や世界の株価指数に投資をしていたらどうなっていたかについて振り返りました。日経平均に100万円投資をしていたら125万円に増えていたなど、大きな成果を得られた1年間だったことがわかりましたね。今回は、どんなニュースや出来事がきっかけとなって株価が動いていたのかについて見ていきたいと思います。
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誰もが知っている3つの大きなニュースが相場を動かした
この1年間大きく上昇した日経平均でしたが、もう少しよく見てみるとニュースなどで話題となった3つの大きな出来事をきっかけに株価がアップダウンしていたことがわかります。
1.世界を揺るがした! トランプ大統領の誕生
相場を動かした1つ目の要因がトランプ大統領の誕生です。2016年11月8日に行われた米大統領選にてドナルド・トランプ氏が接戦を制し見事勝利したことで、大規模なインフラ投資などに期待が集まり、年末にかけて日経平均株価は上昇しました。トランプ大統領誕生のニュースは国内外のメディアで大きく取り上げられており、日頃のニュースなどを見ていれば、株式市場の大きな節目であることは予測できたかもしれませんね。
2.今なお続く北朝鮮問題
2つ目の要因は北朝鮮問題です。7月4日の大陸間弾道ミサイル発射を皮切りに、ミサイル発射や核実験を相次いで強行した北朝鮮。一気に軍事衝突リスクが高まったことで、株価は下落する場面がありました。万が一戦争となれば、景気は悪くなることが想定されますので、そうした懸念を先回りした株式の売りが相場全体を押し下げてしまったのです。10月25日時点では、いったん落ち着きつつあるものの、度々リスク要因として投資家の心理を冷やしてしまう北朝鮮問題。日本株を見通す上では、引き続き気にかけていく必要のあるポイントの1つですね。
3.アベノミクス再始動期待で約21年ぶりに高値更新
3つ目はアベノミクス再始動に対する期待です。2017年9月25日に衆議院が解散し、安倍首相が続投できそうだという期待が高まったことで、日経平均株価は約21年ぶりの高値を更新しました。10月22日の総選挙で実際に自民党・公明党の連立政権が勝利したことで、アベノミクスへの期待は今後も続くかもしれませんね。
明日のニュースが大きく株価を動かすかも
このように株価は、誰もが知ってるビッグニュースをきっかけとして大きく動く場合が多いことがわかります。もしかしたら明日のニュースが、今後の株価動向を決める大きな転換点となるかもしれません。いつ買い時が到来しても慌てずに対処できるように、口座開設や投資資金の確保など、投資の準備を進めておくと良いかもしれませんね。
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