2024年1月から始まる新しいNISA(少額投資非課税制度)。この連載では、新しいNISAに関するみなさんのギモンやよくある質問にお答えします。今回は、NISA口座を開くために必要な書類や手続きについて解説します!
非課税の恩恵を受けるためには「NISA口座」が必要
NISAとは、売買益や配当金などが非課税となる制度のことです。2024年から始まる新しいNISA(以下「新NISA」といいます)は、非課税枠が1800万円まで拡大・非課税期間が恒久化など、より使いやすい制度にパワーアップします。
新しいNISAって、これまでと何が違うの?
NISAを活用するためには、証券会社などにNISA口座を開く必要があります。2023年中に現行のNISA口座を開設しておけば、2024年になると自動的に新NISA口座が作られます。NISA口座の開設は税務署への届出等で2〜3週間かかる場合があるため、2023年中に手続きしておくと慌てずにすみますよ。
私はどのタイプ? NISA口座開設に必要な手続き
当社でNISA口座を開くために必要な手続きは、当社および他社の口座の有無によって異なります。下のフローチャートを見ながら、あなたに必要な手続きを確認してみましょう。
Aタイプ:NISA申請書の資料請求&提出だけでOK
SMBC日興証券に口座があるけれど、当社にも他社にもNISA口座を開設していない方は、NISA口座開設書類を取り寄せて、返送しましょう。
オンライントレード(日興イージートレード)をご利用のお客さまは、ログイン後「NISA口座開設書類」をご請求ください。
【平日】9:00~18:00
【土曜】9:00~17:00
※祝日・年末年始を除く
もっとくわしく知りたい方は、こちらをご覧ください。
なお、当社ではなく他社にNISA口座がある方は、BタイプのSTEP2以降と同じ手続きとなります。下記をご参照ください。
Bタイプ:当社・他社ともに手続きが必要
他社でNISA口座をお持ちの方が当社に新規口座とNISA口座を開設する場合、下記の3つの手続きが必要です。
②他社(NISA口座を開設している会社)でNISA口座の廃止もしくはNISA口座の勘定廃止
③当社でNISA口座の申請
まずは、当社で口座を開設しましょう。口座開設手続きについては、こちらをご覧ください。
当社の口座開設手続きが終わったら、NISA口座を開設している他社に金融機関を変更したい旨を連絡し、NISA口座の廃止もしくはNISA口座の勘定廃止を依頼します。他社から「非課税口座廃止通知書」または「勘定廃止通知書」が交付されましたら、当社のNISA専用ダイヤルにお電話して、書類を請求してください。
書類が届きましたら、他社から交付された「非課税口座廃止通知書」または「勘定廃止通知書」と当社でNISA口座開設に必要な書類の両方を、当社にご提出ください。
金融機関を変更する場合、非課税枠を利用したかどうかで、変更できる期間が異なります。
当年の非課税枠を利用していない場合
9月末までに変更先金融機関を通じて税務署へ変更の申請をすることで、当年分のNISA口座の変更が可能です。税務署への提出が10月以降となった場合は、翌年分のNISA口座の変更となります。
当年の非課税枠を利用していた場合
その年の10月以降、翌年9月末までに変更先の金融機関を通じて税務署へ変更の申請をすることで、翌年分のNISA口座の変更が可能です。
※金融機関によって取扱いが異なる可能性がありますので、各金融機関へご確認ください。
Cタイプ:手続きはオンラインだけでも完結できる!
これから新たに当社で証券口座を開設する予定の方で、他社にもNISA口座をお持ちでない場合は、証券総合口座とNISA口座(一般NISAまたはつみたてNISA)の開設を同時にお申込みいただけます。
申込み手続きはオンラインまたは郵送で完結します。
普段からインターネットを利用していて「担当者は不要」という方は、すべてオンラインで完結する「ダイレクトコース」がおすすめです。
お手元に以下のものを用意し、「口座開設ページ」よりお客さまの情報をご入力ください。
・マイナンバー確認書類
手順に従ってお客さま情報を入力し、書類をアップロードすればOKです。なお、顔写真や本人確認書類の撮影が必要となるケースもあります。
必要書類の詳細はこちらをご覧ください。
郵送で口座開設したい方は、「郵送で口座開設」よりお申込みください。事前にご用意いただくものは「本人確認書類」「マイナンバー書類」に加えて「印鑑」が必要です。
直前になったら手続きしよう! と思っていても、意外と時間がかかるものです。時間のある今のうちに現行のNISA口座開設だけでも済ませておいて、新NISAに備えておきましょう!