毎日の買い物がお得に! 2月の優待10選

優待ライター厳選! 今月の株主優待/ 日興フロッギー編集部吉本ユータヌキ

2月は全部で138銘柄の株主優待があります。買い物や外食をお得に楽しめる株主優待券から、自社の美味しい食品類、欲しい商品を選べるカタログギフト、便利なQUOカードなどまで充実!

今回はその中から、買い物代金の一部がキャッシュバックされる「イオン」、カタログギフトがもらえる「東京個別指導学院」など選りすぐりの10銘柄をピックアップしました。

※特別に記載がない場合、権利付最終日は2月24日(木)です。
※日興フロッギーで購入して優待をもらう場合には、保有する株式が2月21日(月)までに単元株以上になるよう購入してください。
※NISA口座は、同一年内に単元株数に達した場合のみ、単元株に振り替えられます。複数年にまたがった買付けで単元株数に達した場合は、振り替えは行われず、従って株主優待を受け取ることはできません。

100株で買い物額の3%がキャッシュバック!【イオン】

■銘柄名(コード):イオン(東1:8267)
■権利月:2月/8月
■最低投資金額:25万600円(1/27終値2506.0円×100株)
■配当金額(会社予想):36円
■予想配当利回り:1.43%

総合スーパーをはじめ、金融や不動産開発など多様な業態を傘下に抱える純粋持株会社の「 イオン 」。国内外のグループ企業の総数はなんと300社を超えます。

株主優待は、イオンやマックスバリュ、まいばすけっとなどでお得に買い物ができるオーナーズカードです。

現在、グループ共通戦略としてプライベートブランド「トップバリュ」商品約5000品目の価格据え置きを打ち出すなど、顧客の生活を応援する施策に力を入れています。

なお、2022年2月期の通期の会社計画は、前期比0.2%の増収、また純利益は黒字転換を見込んでいます。

詳しい優待内容は、買い物時にオーナーズカードを提示すると、100株以上で3%、500株以上で4%、1000株以上で5%、3000株以上では7%のキャッシュバックが受けられるというもの。

20日と30日のお客様感謝デーの5%割引と併用すれば、よりお得にお買い物できます。しかも、1000株以上を3年以上継続保有すると、保有株数に応じたイオンギフトカードが2000〜1万円分もらえるという継続保有特典(2月のみ)もあります。

普段からイオン系スーパーを使う人には見逃せない優待ですね。

全国で一番売れている漬物などが選べる【ピックルスコーポレーション】

■銘柄名(コード):ピックルスコーポレーション(東1:2925)
■権利月:2月
■最低投資金額:15万4500万円(1/27終値1545円×100株)
■配当金額(会社予想):20円
■予想配当利回り:1.29%

「ご飯がススム」シリーズのキムチや浅漬けで知られる「 ピックルスコーポレーション 」。漬物の販売数量では全国第1位を誇ります。

2021年8月末に1:2の株式分割を実施しましたが、分割後も株主優待の贈呈基準は変わらず、実質的な優待拡充となっています。

2022年2月期は、健康志向の高まりによる乳酸菌を含む食品としてのキムチの人気が継続していることなどから、通期の会社計画は増収増益を見込んでいて、さらに8期連続となる増配も予定しています。

優待内容は、100株以上で1500円相当の自社商品などです。新規事業として注力しているピーネ乳酸菌を使った商品や漬物などで、すでに今回の内容も発表済みです。

具体的には、糀ソース2品+国産の果物チップス、自社グループの老舗漬物店「八幡屋」の漬物2品+チューブタイプの使いやすい糠床(2個)、糀ソース+糀ポタージュスープ+漬物2品の3種類。または、「寄付」から好きなものを選ぶことができます。事前に商品の詳細がわかっていると安心感がありますね。

しゃぶ菜など全国1059店舗で利用できるお食事券【クリエイト・レストランツ・HD】

■銘柄名(コード):クリエイト・レストランツ・HD(東1:3387)
■権利月:2月/8月
■最低投資金額:7万1900円(1/27終値719円×100株)
■配当金額(会社予想):4.5円
■予想配当利回り:0.62%

ショッピングセンター内のフードコートやカジュアルな居酒屋、オシャレなレストランなど、バラエティに富んだ外食店を多数手がける「 クリエイト・レストランツ・HD 」。2021年12月時点で全国に1059店舗を展開しています。

2022年2月期は、コロナ禍の影響が続く中、不採算店舗の整理や業態変更、固定費の見直しといった運営強化策により、第3四半期までに通期予想を上回る黒字を確保。通期の会社計画は黒字転換を見込んでいて、2年ぶりの復配も予定しています。

優待内容は、100株以上で2000円分、200株以上で4000円分、400株以上で6000円分、600株以上で8000円分、1000株以上で1万円分、3000株以上で1万6000円分、6000株以上で2万4000円分、9000株以上で3万円分の株主優待券。また、400株以上を1年以上継続保有すると保有株数に応じた優待券が年2回も追加されます。

利用できる店舗は、「しゃぶ菜」「デザート王国」「かごの屋」「磯丸水産」などですが、これはごく一部。まずは、企業のIRサイトの株主優待ページの「利用可能店舗の一覧」で近くにお店があるかどうかを確認してみましょう。

優待は定価4864円のまぶた特化型美容ジェル【北の達人コーポレーション】

■銘柄名(コード):北の達人コーポレーション(東1:2930)
■権利月:2月
■最低投資金額:2万2100円(1/27終値221円×100株)
■配当金額(会社予想):2.7円
■予想配当利回り:1.22%

一度聞いたら忘れられない、ユニークな社名の「 北の達人コーポレーション 」。自社オリジナルブランドの健康食品や化粧・美容関連商品などを企画から行い、主にインターネット通販サイト「北の快適工房」で販売しています。

2020年には、ヒアルロン酸などのシートを棒状に固めた「マイクロニードル化粧品」が大ヒットし、話題となりました。

これまではターゲットを絞ったニッチ向け商品に力を入れてきましたが、2022年2月期はそれに加えて市場規模の大きいマス向け商品の販売も開始。具体的には、オールインワンジェルの「シンピスト」といった新商品を発売しています。

株主優待は自社商品ですが、毎回内容が変わっています。2022年2月期の優待品はすでに発表済みで、まぶた特化型美容ジェル「リッドキララ」(定価4864円(税込))とのこと。

市販されている商品なので、まずは口コミなどをチェックしてみるとよさそうですね。

カタログギフトから欲しいものを選べる【東京個別指導学院】

■銘柄名(コード):東京個別指導学院(東1:4745)
■権利月:2月
■最低投資金額:5万6300円(1/27終値563円×100株)
■配当金額(会社予想):26円
■予想配当利回り:4.61%

1985年創立で、名前の通り個別指導を中心とした塾を運営している「 東京個別指導学院 」。

ベネッセHDのグループ企業で、「東京個別指導学院」「関西個別指導学院」のほか「ベネッセサイエンス教室」や「ベネッセ文章表現教室」も展開しています。すべて直営のため、教室間の情報共有や情報伝達がスムーズなことが強みの一つです。

2022年2月期は、在籍生徒数がコロナ前の水準まで戻るなど回復基調で、通期の会社計画は2ケタの増収かつ3ケタの増益という、大幅な増収増益を見込んでいます。

100株以上でもらえる株主優待は、欲しいものが選べるカタログギフトです。選択肢は8アイテムと少なめですが、内容はバラエティに富んでいて魅力たっぷり!

たとえば昨年は、魚沼産コシヒカリ1kg、神戸紅茶の詰め合わせ、カゴメのジュース詰め合わせ、今治ぼかし織りタオルセット、1500円分の図書カードなど、グルメ商品から生活雑貨、使い勝手のよい金券まで揃っていました。また、ベネッセこども基金への寄付も可能です。内容は毎回変わるのでお楽しみに!

2月は冷凍餃子で、8月は食事券。どちらも嬉しい【イートアンドHD】

■銘柄名(コード):イートアンドHD(東1:2882)
■権利月:2月/8月
■最低投資金額:22万6900円(1/27終値2269円×100株)
■配当金額(会社予想):10円
■予想配当利回り:0.44%

「大阪王将」ブランドの餃子をはじめとする冷凍食品の製造会社や、餃子専門店の「大阪王将」などの外食チェーンを傘下に抱える、持株会社の「 イートアンドHD 」。

「大阪王将」は直営・加盟店の合計で475店舗を展開しています(2021年11月末時点)。2022年2月期は、食品事業で主力の「大阪王将 羽根つき餃子」の売上好調が続いたほか、コロナ禍の影響を受けた外食事業も回復傾向です。

前期が11ヵ月の変則決算だったため比較できませんが、通期の会社計画は黒字転換を見込んでいます。

株主優待は、2月と8月で内容が変わるのが特徴です。2月は、定番のこだわり餃子や点心の詰め合わせ、食事券など複数の選択肢から好きな商品を選ぶ方式。3000円相当の品を100株以上で1つ、500株以上は3つ、1000株以上なら6つを選択可能です。

一方、8月は100株以上で一律2000円分の株主優待食事券で、「大阪王将」など自社グループ各店で利用できます。

実店舗や通販サイトでも使える買い物優待券【ビックカメラ】

■銘柄名(コード):ビックカメラ(東1:3048)
■権利月:2月/8月
■最低投資金額:9万8000円(1/27終値980円×100株)
■配当金額(会社予想):15円
■予想配当利回り:1.53%

家電量販店大手の「 ビックカメラ 」。グループ会社には同じく家電量販店の「コジマ」や中古製品も扱う「ソフマップ」があり、「日本BS放送」を通じてBSデジタル放送事業も展開しています。グループ全体の店舗数は213店です(2021年8月末時点)。

株主優待でもらえる買物優待券はいずれの店舗でも使えるほか、ビックカメラやソフマップの公式通販サイトでも利用できるので、店舗が近くにないという人も安心です。2022年8月期は、プライベートブランド商品や成長が続くECサイト販売の強化などに取り組んでいます。

詳しい優待内容は、1000円分の買物優待券を、100株以上で2枚(2月)・1枚(8月)、500株以上で3枚(2月)・2枚(8月)、1000株以上で5枚、1万株以上で25枚です。

さらに2段階の長期保有優遇制度があり、1年以上持ち続けると優待券が1枚、2年以上なら2枚も追加されます(いずれも8月のみ)。家電に加えて日用雑貨や玩具、お酒などを扱っている店舗も多く、さまざまなお買い物に役立ちそうですね!

話題のフードや季節限定メニューも優待で!【コメダHD】

■銘柄名(コード):コメダHD(東1:3543)
■権利月:2月/8月
■最低投資金額:20万6900円(1/27終値2069円×100株)
■配当金額(会社予想):51円
■予想配当利回り:2.46%

コメダHD 」は、人気の喫茶店「コメダ珈琲店」で知られる「コメダ」の持株会社です。2022年2月期は、コロナ禍でも積極的な出店を進め、2021年11月末時点の店舗数は国内・海外の直営・FCを合わせて全949店と、前期末比で35店舗増となっています。

また、大豆ミートのバーガーやピスタチオを使った季節限定シロノワールなど、話題性のあるメニューを次々に投入。こうした施策でも人気を集め、通期の会社計画は2ケタの増収増益を見込んでいます。配当についてもコロナ前の水準まで戻しています。

株主優待は、100株以上で一律1000円分の専用電子マネー「KOMECA」です。

国内の「コメダ珈琲店」と「おかげ庵」で利用可能で、電子マネーなので最後の1円までムダなく使えます。300株以上なら長期保有優遇制度もあり、3年以上の継続保有で2月末に1000円分が追加チャージされます。

なお、継続して株式を保有する場合、次回の優待分の電子マネーは、同じ「KOMECA」に自動的にチャージされます。使い切っても「KOMECA」は捨てずに取っておきましょう!

子育て世代&マタニティの強い味方!【西松屋チェーン】

■銘柄名(コード):西松屋チェーン(東1:7545)
■権利月:2月20日/8月20日
■最低投資金額:13万9700円(1/27終値1397円×100株)
■配当金額(会社予想):24円
■予想配当利回り:1.71%

西松屋チェーン 」は、ベビー・子ども向けの衣料品やマタニティウェア、日用雑貨を専門的に扱う「西松屋」を全国で展開しています。

商品はプライベートブランドが中心で、ロープライスのものが主流です。このため、子どもの成長に合わせて服を頻繁に買い替える必要がある子育て世代にとって、ありがたい存在です。

実店舗が1028店舗(2021年11月20日時点)あるほか、2021年11月には公式ネット通販もオープン。より便利に買い物ができるようになりました。業績は好調で、2022年2月期の会社計画は増収かつ2ケタの増益を見込んでいます。

優待内容は、100株以上で1000円分、500株以上で3000円分、1000株以上で5000円分の株主優待カードです。長期保有優遇制度もあり、3年以上の継続保有で、2月20日権利分のみ保有株数に応じた追加分を受け取れます。

全国の「西松屋」の実店舗で利用可能です。1円単位で使えるので使い勝手も◎ なお、実質的な権利確定日が2月18日(金)になるため、権利付最終売買日は16日(水)です。優待が欲しいという人は、必ずこの日までに購入しましょう。

200株保有でQUOカードが2倍に!【中本パックス】

■銘柄名(コード):中本パックス(東1:7811)
■権利月:2月
■最低投資金額:16万6200円(1/27終値1662円×100株)
■配当金額(会社予想):58円
■予想配当利回り:3.48%

1941年に紙販売業としてスタートした「 中本パックス 」。現在は、あらゆる素材に対するグラビア印刷を軸に事業を展開していて、印刷に関わる加工や素材の開発などにも取り組んでいます。

2022年2月期は、コロナ禍で中食・内職需要が続いていてスーパーマーケット向けやデリバリー向けが好調に推移。また、まな板シートや圧縮袋といった生活資材関連の売上も伸びています。

通期の会社計画は、増収かつ2ケタの増益を見込んでいて、前期比1円の増配も予定。予想配当利回りは3.48%(1月27日終値で計算)となっていて、配当面での魅力も高い銘柄と言えるでしょう。

株主優待は、100株以上で1000円分、200株以上で2000円分のQUOカードです。QUOカードは、大手コンビニ3社をはじめ、一部のファミレスや書店、ドラッグストアなどで1円単位で使うことができ、有効期限もなし!

お財布に1枚入れておきたい便利な金券です。200株保有なら、100株保有のちょうど2倍となる2000円分をもらえるので、2単元を保有したいという人にもうれしいですね。

いかがでしたか? 自社商品やカタログギフトはもちろん、買い物や外食をお得に楽しめる優待券が充実している2月の株主優待。寒い冬は、コタツの中での銘柄選びが吉。優待投資は未経験という方も、この機会にぜひトライしてみては?

本サイトは、原則として原稿作成時点における情報に基づいて、一般口座、特定口座を前提に作成しております。NISA口座・ジュニアNISA口座は、同一年内に単元株数に達した場合のみ、単元株に振り替えられ、株主優待を受け取ることができます。複数年にまたがった買付けで単元株数に達した場合は、振り替えは行われず、従って株主優待を受け取ることはできません。記載された価格、数値等は、過去の実績値、概算値あるいは将来の予測値であり、実際とは異なる場合があります。配当、配当利回りについては税引き前の数値であり、最低投資金額は手数料等を考慮していません。投資に関する最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。
優待の内容は2022年1月27日現在の情報を記載しております。本コンテンツ作成後に変更されている場合がありますので、最新の情報については、皆様ご自身でのご確認をお願いいたします。また、優待の内容は代表的な事例をもとに記事を構成しております。詳しくはそれぞれの企業のHP等でご確認ください。