iPhone13発売! 動画づくりを支える企業

声で聴く日興フロッギー withヤングニッケイ/ 齋藤 有紗日興フロッギー編集部

音声プラットフォーム「Voicy」で、ヤング日経と日興フロッギーがコラボレーション! 今週は、「iPhone13発売! 動画づくりを支える企業」についてです。

齋藤さん

毎週土曜日にお届けするコーナー「週末インベスター!5分でわかる投資アイデア」。記事から株が買える投資サービス「日興フロッギー」の編集部に、投資の基礎知識や注目の投資アイデアを聞いていきます。
お越しいただいたのはSMBC日興証券ダイレクト戦略部Eマーケティングセンターの横山 敦史さんです。よろしくお願いします。

横山

よろしくおねがいします。

齋藤さん

このコーナーでは、横山さんと一緒に、毎週土曜日にヤング層が注目するような話題をご紹介していきます。今回は第8回目となりますが、改めて「日興フロッギー」について詳しく教えていただけますか?

横山

「日興フロッギー」はSMBC日興証券が運営する「記事を読んで、気になる会社を見つけたら、そのまま買える」投資サービスです。dポイントを使うことができたり、100円から株を買うことができたりと、「これから株を始めてみたい」と考えている方にぴったりのサービスです。どの記事も無料で読むことができ、5分程度で読めてしまうものばかりですので、ぜひ毎日のルーティンの1つにしていただければと思います。

齋藤さん

ありがとうございます。さて、本日のテーマはなんでしょうか。

横山

今回は昨日発売されたばかりの新型iPhoneにあわせて、関連する企業について取り上げたいと思います。斎藤さんはiPhoneをお持ちでしょうか。

「iPhone13で映画も!? 動画制作をサポートする企業」を読む

齋藤さん

はい、iPhoneを使っています。新機種については色々なメディアで報道されていたので、すごく関心は持っています。確かカメラの性能が向上したりしたんですよね。

横山

そうですね。iPhone13の新機能の一つが、映画のような奥行きのある動画を撮影できる「シネマティックモード」です。人工知能が人の顔の向きを捉えて自動でピントを合わせたり、撮影した動画のピントを後から変更できたりします。SNSに自ら撮影・編集した動画をあげるユーザーが増えていることを意識した機能向上とみられています。

齋藤さん

私もよくスマホで動画をとるのですが、ピントを合わせるのって結構難しいですよね。その作業を自動化してもらえるのは、使う側にとっては大変ありがたいですね。

横山

今回のiPhoneの新機種だけでなく、最近ではこうしたデバイスの進化もあって、自分で気軽に動画を作って配信する人も増えているようです。そこで、今回はカメラや照明など、動画制作をサポートする企業をご紹介していきたいと思います。

齋藤さん

タイムリーな話題ですし、大変興味があります。早速ですが、具体的にどういった企業が該当するのでしょうか。

横山

まず1社目が「 ソニーグループ 」です。齋藤さんはVlog(ブイログ)をご存じでしょうか。

齋藤さん

ブログの動画版のことですよね。

横山

そうですね。ブイログとはビデオログの略で、自分のライフスタイルなどを映像で発信するブログのことです。芸能人の間でもはやっていて、最近人気が高まっています。

齋藤さん

私も見たことがあります。

横山

そうした需要を捉えて、ソニーグループはSNS向けの動画撮影に特化したカメラの「ブイログシリーズ」を展開しています。日常の様子を記録する「ブイロガー」といった若年層に売り込みをかけていて、ブイログ作品を募集するコンテストも開いていますね。

 

齋藤さん

そういえば、こないだ家電量販店に行ったときに、ブイログ用のカメラのコーナーを見かけました。強くプッシュしているということは、それだけ売れ行きも好調ということですね。

横山

カメラと言えば、「 パナソニック 」にも注目です。Vlogでニーズが高まっている4Kの動画撮影にも対応したコンパクトなミラーレス一眼カメラ「LUMIX G100」を展開しています。フルサイズ規格のカメラは人気ドラマ「相棒」の撮影でも使われるなど、プロからの支持も高まっているようですよ。今期の中間配当は前年同期から5円増配するなど、株主還元への姿勢も強めています。

齋藤さん

写真を撮るのが好きで、今度動画を撮ることにも挑戦しようと思っていたので、パナソニックのミラーレスにも注目してみたいと思います。カメラ以外ですと、動画制作に関連する企業はどんな会社がありますか。

横山

撮影した動画を編集するときに便利なのが大きくて見やすいモニターです。そんなパソコン用モニターを販売しているのが「 EIZO 」という会社です。色の再現性が高く、目が疲れにくいモニターが売りの一つです。国内外で法人向けモニターや医療用モニターの販売も好調で、2022年3月期の第1四半期の純利益は、前年同期に比べて8倍以上になりました。

齋藤さん

非常に高い成長率ですね。他にも教えていただけませんか?

横山

スマホやパソコンまわりで欠かせないのが「 エレコム 」という会社です。

齋藤さん

パソコンのマウスやキーボードによくマークがついているのを見たことがあります。

横山

そうです。この会社はパソコン用品だけでなく、幅広い商品を展開しています。例えば、室内でも明るく撮れるリングライトや三脚、クリップ式のピンマイクといった、動画配信のクオリティーを上げるグッズを展開しています。
さらに動画配信ということで欠かせないのがネット環境ですよね。「 アルテリア・ネットワークス 」という会社は国内に展開する自社保有の光ファイバー網を活用して、マンションや商業・オフィスビルなどでも快適で安心した通信環境を提供しています。

齋藤さん

動画制作というテーマだけでも、これだけ色々な企業が携わっているということを知ることができてき、大変興味深いです。最後に今回取り上げていただいた企業の株価動向を教えていただけないでしょうか。

横山

まずソニーGは引き続きゲーム事業が好調な上に、最近では子会社がインドの放送大手と経営統合することを発表しました。さらなる海外事業の拡大などに期待が集まり、9月24日に年初来高値を更新しています。
また、パナソニックは年初から1400円前後での推移が続いています。2022年春には持株会社に移行する予定で、それによる効果に今後注目があつまりそうです。
一方で、エレコム、EIZO、アルテリア・ネットワークスは年初以降やや株価は低調です。巣ごもり需要の一服感などから、利益確定の売りが優勢になっているものとみられます。

齋藤さん

ありがとうございました。大変参考になりました。横山さん、本日はありがとうございました。

横山

ありがとうございました!