著名投資家ウィリアム・オニールや億り人・DUKE。さんが実践する「新高値」投資法。日興フロッギーでも、「今日の新高値銘柄」を確認することができます! 初心者でも見つけやすい新高値をつかった投資法のやり方や、フロッギーでの確認方法などをご紹介します。
「新高値」は買いのサイン!?
高値とは、特定の期間における一番高い株価のことを指します。期間に応じて「日中高値」や「年初来高値」「上場来高値」といった呼び方をします。そして、それまでの高値を上回る株価になったとき、「新高値をつけた」と言い、一般的には買いサインの1つとされています。
買いサインの理由2つ
「新高値」が買いのサインと言われる理由は主に2つ挙げられます。
1つ目は、業績の見通しが明るいことのサインである可能性が高いという点です。高値をつけるということは、「その企業の業績や株主への還元策がこれまでよりも良くなりそう」と考える投資家が多いことを示しています。
特に年初来高値や上場来高値の場合、過去数年の業績よりも今後良くなっていくことを多くの投資家が予想しているという可能性が考えられるので、要注目と言えます。
2つ目は、売り圧力が少なくなるという点です。新高値をつけるということは、それより上の値段で買った人が一定期間にいないことを意味します。
つまり、「これまで損していた株が、買った値段に近づいたから売ろう」という「戻り待ちの売り」がありません。したがって、売り注文に押されて株価が上がりにくくなることが少なくなるのです。
ウィリアム・オニールなど著名投資家も注目
こうした新高値に着目した投資法は、1000銘柄以上の大化け株を探し当て、その手法で多くの億万長者を生み出した著名投資家ウィリアム・オニールも採用していました。
また、フロッギーでもおなじみのDUKE。さんも「新高値を狙う」投資法で、億の資産を築きました。DUKE。さんによれば「新高値」を買うことは、「勝ち組」企業に投資ができることと同じ。
こうした著名投資家の言葉や手法を参考にして、ぜひ自分流の新高値投資法を探し出してみてくださいね。
「ウィリアム・オニール編① 急成長大化け株を捉えるための「CAN-SLIM法」」を読む
「会社員でも2億円は稼げる~DUKE。さん前編」を読む
新高値とともにチェックしたい「ビッグチェンジ」
ただし、新高値をつけた銘柄であれば、どれでも良いかというとそうではありません。DUKE。さんによれば、「新高値」と合わせて確認したい条件に、企業にとっての「ビッグチェンジ」があるかどうかが重要だと指摘しています。
そのきっかけは企業によって異なり、経営陣の刷新だったり、新技術の開発だったりと様々です。新高値をつけた銘柄を発見したら、まずは企業HPや四季報などで「ビッグチェンジ」がありそうかどうかを確認してみましょう。
「ビッグチェンジ」を四季報で見つける方法
ここでは誰でも簡単にできる「ビッグチェンジ」の見つけ方の例を1つご紹介します。それはフロッギーでも見ることができる四季報を使った方法です。
四季報には、直近の業績に対する記者の評価や、今期・来期に関する業績予想が掲載されています。その情報から、「数年ぶり」や「上場来」を表す言葉や数字を見つけましょう。
具体例として「 日本ケミコン 」を見ていきます。まずフロッギーで5年チャートを確認すると、2018年以来の高値を更新していることがわかります。
その次に、ログインしている状態でその下部に掲載されている四季報を確認すると、2022年3月期の四季報予想は売上高こそ2019年3月期などには及びませんが、営業利益はその時を上回っていることが読み取れます。
つまり、コストを削減し、利益を生み出しやすい企業体質に変わりつつあることを示しています。
また、直近の業績コメントには、「人員減など固定費削減効果通期寄与。営業大幅増益。復配か」や「【生産改革】」などのポジティブな言葉が並び、企業体質としてのビッグチェンジを予感させるものが読み取れます。
もちろん、本当にその通りにいくかどうかは分かりません。しかし、チャートを確認して四季報をチェックするだけで、ビッグチェンジの「匂い」を感じることができるのです。
金曜日は「今日の新高値銘柄」をチェック!
日興フロッギーでは、口座を開設してログインすると、金曜日のみトップ画面で「今日の新高値銘柄」が確認できます。
銘柄名をクリックすれば、その銘柄の投資指標や四季報を見られます。金曜日はログインして「今日の新高値銘柄」をチェックしてくださいね!
また、日興イージートレードを使えば、市場別・業種別の年初来・上場来高値銘柄をスクリーニングすることができます。より詳しく検索したい方はこちらもご活用ください。
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