AbemaTVや、スマホゲーム、web広告などを手がけているサイバーエージェント。同社がスマホゲームで最初のヒット作となった「戦国炎舞 -KIZNA-」をリリースした2013年4月から、毎日100円ずつつみたて投資をしていたら、いまの評価額は60万円になっています(2021年5月31日始値ベース)。
最高で62万円
「 サイバーエージェント 」がリリースした「戦国炎舞 -KIZNA-」は戦国時代の武将たちを使って仲間とともに合戦を行う、リアルタイムカードバトルです。リリースとともに大きな反響を呼び、いまでは累計560万ダウンロードを突破しています(2021年4月1日時点)。
その後も同社は、2014年の「グランブルーファンタジー」や2021年の「ウマ娘 プリティーダービー」など多くのヒット作を生み出しました。積み重ねた経験値に加え、新参プレーヤーと古参プレーヤーが同時に楽しめる工夫などを凝らし、これからも人気ゲームを輩出する可能性があります。
そんなサイバーエージェントを2013年4月15日から、毎日100円つみたてていたら、最高で62万円に達していました。
つみたて評価額は最高で310%に!
また、つみたて額に対する評価額の倍率をみると、最高で310%に達していました。ゲーム事業はヒット作が出ない時期は苦しい期間が続く可能性がありますが、近年ではネット広告が安定した収益源になりつつあり、業績を支えています。
また、営業損失が続いているAbemaTVを含むメディア事業も、着実に売上高やユーザー数が伸びており、収益化に向けた準備が整いつつあります。
つみたては企業の「サポート力」に着目!
スマホゲームを手掛ける企業は多くあり、ヒット作を手がけた企業には株式市場でも注目が集まります。ただ、サイバーエージェントのように、継続的にヒット作を生み出したり、不安定なゲーム事業をほかの事業でサポートしている企業はさほど多くありません。同社の持続的な株価上昇は、そうした複数の事業展開による「サポート力」への評価の表れとも言えます。
長期的なつみたてを考える際は、こうした複数の事業で弱点をサポートしあっている企業に着目してみるのも良いかもしれませんね。