億り人たちに「結婚したい銘柄」や「いまお付き合いしたい銘柄」をお伺いしたアンケート。挙げられた銘柄を2回にわたって紹介してきましたが、漏れてしまった銘柄にも興味深い会社がザクザクと……! 埋もれさせるにはもったいない全52銘柄をドーンと紹介していきます!
億り人15人が回答! 「もし結婚するならこの銘柄」を読む
億り人15人に聞いた「いまお付き合いしたい銘柄」を読む
【優待】800の優待株をもつ桐谷さんが選んだのはコレ!
複数票を集めた銘柄を中心に紹介してきましたが、それ以外にも億り人さんからは多種多様で魅力的な銘柄が続々と……!
資産3億円の優待投資家・桐谷広人さんが「結婚&お付き合いしたい銘柄」として挙げてくれたのは、やっぱり株主優待銘柄でした。
「ジェフグルメカードが年6000円もらえる「 日本商業開発 」や、映画が見られる「 松竹 」はよく使っています。松竹の優待券を持って9つのスクリーンがあるMOVIX川口へ行けば、多くの映画が見られますからね」(桐谷さん)
また、「お寿司やしゃぶしゃぶなど、さまざまな店舗を展開する「 クリエイト・レストランツHD 」もいろんな業態のお店で使えて便利」「1円単位で使えて食品にも使える「 コロワイド 」も使い勝手がいいですね」と桐谷さん。
同じく優待投資を得意とする資産4.7億円のかんちさんや、優待バリュー投資を編み出したみきまるさんからは、こんな銘柄が。
「私の優待ポートフォリオの中で値上がり率上位なのが、「 バリューHR 」。健康管理サービスを行なう会社ですが、予想以上の成長を遂げてくれました」(かんちさん)
「100株持っていると食品などの自社キャンペーン商品1万円相当をくれる「 ヒロセ通商 」は長く付き合うのに最適」(みきまるさん)
DAIBOUCHOUさんからはこんな声も寄せられました。
「毎年楽しみにしているのが「 アミューズ 」の株主総会で行なわれる株主限定ライブ。2020年は残念ながら中止になってしまいましたが……」(DAIBOUCHOUさん)
日本商業開発は300株で年6000円のジェフグルメカード、松竹は100株で最大映画16回分に相当するポイント、クリエイト・レストランツHDは100株で年4000円の優待券、 コロワイドは500株で年4万円の優待ポイントがもらえます。バリューHRは100株で健康診断などで使える2500ポイントがもらえます。アミューズは100株でコンサートなどの抽選優待があります。

【高配当】配当収入1000万円超の億り人が挙げた高配当株は?
桐谷さんが挙げてくれた銘柄の中には、配当が魅力の会社もありました。
「私の出身地を地盤とする広島銀行を中核とする「 ひろぎんHD 」は100株で広島の特産品2500円相当がもらえる上に配当利回りも高い」(桐谷さん)
ここからは配当面が着目された回答、配当利回りが高めの「結婚&お付き合いしたい銘柄」を紹介していきます!
まずは年間配当収入が1200万円のかんちさん。前々回紹介した「 KDDI 」「 オリックス 」のほかにもう1銘柄挙げてくれた高配当株はーー。
「GMOインターネットグループの「 GMOフィナンシャルHD 」。株価は乱高下しやすく、収益も大きくブレることも多いですが、通常、利益の半分ほどを配当してくれる」(かんちさん)
GMOフィナンシャルHDは、かんちさんにアンケートでご回答いただいてから値上がりしているものの配当利回りは約4%(株価891円、日経予想配当金 37.42円)となっています。みきまるさんが教えてくれた2社も配当利回りの高さが目立ちます。「
アサンテ
」は予想配当利回りが3.3%(株価1813円、会社予想配当金60円)、「
穴吹興産
」も3.0%(株価1787円、会社予想配当金55円)となっています。
※株価は2021年3月10日終値
「アサンテは実績ベースで利益率がおよそ15%と高い、クオリティ銘柄。穴吹興産は非常にクレバー。電話して聞いたところ、ライバルのいない地域を中心に出店しているようです。「10期連続で未契約完成在庫0戸」という手堅さと、リーマン・ショックの時期を含め過去20年間一度も赤字がないという実績もあります。どちらも長く付き合うのに最適な銘柄です」(みきまるさん)
超分散投資派のDAIBOUCHOUさんからは配当利回りが3%を超える(株価2310.5円、会社予想配当金80円)有名商社の名前が――
「
三井物産
」は、いろんな事業があり海外ネットワークも広い。金属資源・エネルギー分野で強いだけに資源価格に影響されやすいですが、変化に富み刺激的」(DAIBOUCHOUさん)
※株価は2021年3月10日終値
【安定/成長】「結婚」は安定性、「恋人」は成長性
7年で資産5億円を達成した響煇嚆矢さん、成長株への長期投資を得意とするはっしゃんさん、独自の「新高値ブレイク投資法」を用いて成長株投資を行なうDUKE。さんが挙げてくれたのも時価総額が大きな有名企業です。
「長年にわたる技術の蓄積から新テクノロジーを支える素材を多数持っている「 住友化学 」は安定性がある」(響煇さん)
「半導体や自動車のFA化(ファクトリー・オートメーション化)が進んで、成長が継続しそうな「 キーエンス 」は盤石に見えます」(はっしゃんさん)
「 日本電産 」は永守重信会長のカリスマ性と実績が圧倒的」(DUKE。さん)
この3社はいずれも「結婚したい」で名前の出た銘柄。一方、「お付き合いしたい」で目立ったのは成長性に期待できる会社です。
「携帯インフラを独自開発の共用設備で一本化する事業を進めている「 JTOWER 」。高度IT社会に必要な5Gインフラを支える安定感と成長性を兼ね備えています」(響煇さん)
「美容ローラーの「ReFa」やトレーニング機器「SIXPAD」などを手がける「 MTG 」は業績も株価も不安定。安定性に欠けますが、刺激的。業績が回復し成長路線へ復帰すれば大化けの期待も。一筋縄ではいかないかもしれないですが」(DAIBOUCHOUさん)
「輸入車販売を主力とする「 ウイルプラスHD 」は1997年創業、2016年上場とまだ若い会社で伸びしろが大きい。PERやPBRで見ても割高感はありません」(かんちさん)
「九州を地盤とする注文住宅メーカーの「 リブワーク 」は住宅需要の拡大を追い風に成長を加速させています」(はっしゃんさん)
【成長】テンバガーハンターが注目する成長企業
成長株の発掘に定評のあるすぽさんには2社教えてもらいましょう。
「UX(ユーザー体験)やデザインのコンサルというユニークなポジショニングで急成長する「 グッドパッチ 」ですが、UXの重要性は日本でまだ周知されていない。これからの市場拡大に期待できます」(すぽさん)
続いて教えてくれたのは、不用品の買取でおなじみの会社です。
「競合の多いリユース市場の中でシニア層への出張買取に力を入れている「 バイセルテクノロジーズ 」も経営力に力強さを感じます。2社とも株価は割高水準ですが……」(すぽさん)
これまで56社でテンバガーを達成したテンバガーハンターの愛鷹さんからはこんな回答が……。
「IR(投資家情報)などに特化したコンサルティングを手がける「 アイ・アールジャパンHD 」は『愛ある』日本企業」(愛鷹さん)
まさかのダジャレ! でもアイ・アールジャパンHDへ投じた愛は本物。愛鷹さんがテンバガーを達成した銘柄なのです。
「その他にも食材の電子取引プラットフォームである「 インフォマート 」や、中堅・中小企業のM&Aを得意とする「 日本M&Aセンター 」はともに企業に欠かせないインフラのような存在。いずれもテンバガーを達成し株価は買値から30倍以上に伸びてますが、まだまだ伸びると思ってます」(愛鷹さん)
【大型株】マーケットの変化に対応! 成長株から大型の景気敏感株へ
一方、成長株投資を得意としてきた井村俊哉さんは、目線を180度変えていると言います。
「これまでの成功体験を捨て、マーケットの変化に対応し、大型の景気敏感株、とりわけ海運株を熱く見つめています。EC(ネット通販)の急速な普及や、コンテナ不足の特殊要因もあり、海運世界大手の「マースク」や独社「ハパックロイド」など世界的にコンテナ船社は空前の利益を上げています。
国内海運大手3社「 日本郵船 」「 商船三井 」「 川崎汽船 」も、合弁会社「ONE」からもたらされる巨額な持分法投資利益により業績が急回復し、各社のPERは4−6倍程度と極めて低い水準です。配当金も期待できます。無事「出港」してほしいですね……!」(井村さん)
最近のマーケットでは、金利上昇もあり、上昇する株の顔ぶれも一部変わりつつあります。日本郵船は3月4日に年初来高値を更新しました。海運会社は生活でなかなか身近に感じることのない会社かもしれませんが、注目してみると面白そうですね。
【IPO】大きく伸びる会社は「直近IPO」に多い
この1、2年でIPOしたばかりの若い会社の将来性へ期待する億り人も目立ちました。
「ベビーシッター派遣と保育・学童施設の2本を柱とする「 ポピンズHD 」は『働く女性の支援に女性を活用する』会社。女性の社会進出を促す好循環を生んでくれそう」(とりでみなみさん)
「オフィスなどの企画デザインや設計・施工を主力とする「 ドラフト 」は2020年3月に、顧客体験プラットフォームをクラウドで提供する「 プレイド 」は同12月にIPOしたばかり。ともに成長性に期待が持てます」(DUKE。さん)
「家具などの不要になった品物を個人間でやり取りするオンライン掲示板「 ジモティー 」は環境に優しく時代にも即している。モノを大切にするのは素敵です!」(Tyunさん)
CMでおなじみのジモティーのIPOも2020年2月。前回紹介した通り、「過去のデータでは、株価が大きく伸びる会社の多くは最近のIPO銘柄から出る傾向がある」(DUKE。さん)そう。最近のIPO銘柄をチェックすると成長株に効率よく出会えるのかも。

【回復期待】コロナ禍での業績悪化は買うチャンス?!
コロナ禍からの回復を目指す企業へも億り人たちの目が注がれました。
「コロナ禍で上場来初の赤字となったのが「 パーク24 」。株価も急落しましたが、長期目線で考えれば買いどきかも。同じく赤字組では「 Fringe81 」も注目」(すぽさん)
Fringe81は社員同士で感謝の気持ちを込めてチップを送れるサービス(ユニポス)がヒットの兆しを見せています。
「Fringe81は主力の広告事業がコロナ禍で大赤字に。財務状況が厳しくなっていますが、不安が払拭されれば面白い銘柄です」(すぽさん)
コロナ禍では外食産業も大きなダメージを受けました。 30代にして2億円の資産を築いたTyunさんが注目するのも、コロナでダメージを受けたあの超有名企業です。
「低価格イタリアンの「 サイゼリヤ 」は赤字に転落しましたが、美味しくて安価な食事とお酒は魅力的」(Tyunさん)
「ほしいけど、高くて買えない……」なんて思っていた銘柄に買うチャンスがあるかも。
でも、業績悪化で株価が下がるとはかぎりません。業績悪化にもかかわらずコロナ前よりも高値をつけている会社もあります。
「 オリエンタルランド 」は198億円の赤字が話題となりましたが、夢を見せてくれる銘柄」(Tyunさん)
東京ディズニーシーでは2023年に『アナと雪の女王』などのアトラクションを含む新エリアを開業予定。そんな期待や株主優待への根強い支持もあってか、業績は悪化しても株価はコロナ禍前よりも堅調です。それは外食産業でお馴染みのあの会社も同じ。
「うどんの丸亀製麺を主力とする「 トリドールHD 」はバツグンに美味しいうどんを安価に提供する。それを世界に広げようとする野心も魅力です」(響煇さん)
トリドールは2021年度は赤字に転落したものの、中国や北米など海外へ積極的に出店中。コロナが収束すれば更なる飛躍も! と株式相場で期待されているのかもしれません。
【好業績】コロナでも「かつや」「ファンケル」は業績好調!
赤字に転落する会社がある一方、コロナ禍でも好調さを維持する会社もあります。
「カツ丼のかつやを展開する「 アークランドサービスHD 」。カツで日本人の胃袋を捉えて離さない。コロナ禍でも業績好調です」(立川一さん)
「ケーズデンキを中核とする「 ケーズHD 」は『がんばらない経営』で社員を大切にする会社。創業から2011年まで64期連続で増収というのもすごい。コロナ禍でも好業績で安定性はピカイチ」(Tyunさん)
「外出しにくい状況ですが、インターネットに不慣れな高齢者をも通販にうまく誘導しているのが「 ファンケル 」。健康や美容といった分野は価格競争になりづらいのも利点」(www9945さん)
「コンサルティング会社「 マネジメントソリューションズ 」の2021年10月期業績はV字で回復して過去最高益となる予想で、中期経営企画にも期待。巣ごもり消費で売上が増えている「 cotta 」も足元の月次業績は会社予想を上回っています」(はっしゃんさん)
「その魅力にすぐ気がつけなかった自分はなんてバカだったんだと後悔したのが「 ライフコーポレーション 」。新型コロナが猛威をふるい始めた2020年3月には人だかりができていたので、好業績は容易に予想ができたはずなのに」(立川さん)
億り人の後悔が聞けるなんて、それはそれで貴重かも。立川さんからはリモートワークで大注目され、株価が急騰したあの会社の名前も出たのですが……。
「リモートワークの普及でZoomを利用する人も増えたと思います。Zoomは急成長しましたが、上場先は米国株市場。ところで日本にはまったく別会社で、音楽用電子機器を扱う「 ズーム 」という会社があります。『本家』と間違えて買ってしまった人も続出したとかしないとか」(立川さん)
日本のズームも業績は好調で最高益を更新しています。Zoomとズーム、間違えないようご注意を。
「Zoomと同様、テレワークやセキュリティなど投資家好みのキーワードが書かれているのが「 No.1 」。情報セキュリティの会社です。指標的にも割高感がないため、買っています」(立川さん)
コロナ禍が収まらない中でも、海外進出を進めているのはディスカウント店ドン・キホーテを展開する「 パン・パシフィック・インターナショナルHD 」です。
「ASEANへ積極的に進出中。『MADE in JAPAN』を世界へ輸出する企業として、日本株の中核を担ってほしい」(とりでみなみさん)
観光客からも人気のドン・キホーテは1月に台湾1号店がオープン。「海外旅行が難しければ現地でドン・キホーテへ来てもらおう」という狙いです。
「日本の会社でブランディングがいちばんうまくいっているのは無印良品の「 良品計画 」では。デザイン、価格、美しさのバランスを見事に達成し、世代を問わず支持されています」(かぶ1000さん)
【ハイリスク】お付き合いするなら「ハラハラ銘柄」
「お付き合いしたい銘柄は?」の質問では、ハラハラドキドキさせてくれそうな銘柄も目立ちました。
「ときおりハラハラするような場面もありますが、孫正義さんの圧倒的な先見性で最後はなんだかんだ成功を収めるのが「 ソフトバンクグループ 」。時価総額日本一になる素質は充分です」(かぶ1000さん)
「パチンコ・パチスロ機メーカーの「 ユニバーサルエンターテインメント 」は規制の変更などによる業績のブレは激しいですが、そこがまた魅力」(みきまるさん)
「婚活マッチングサービスを展開するイグニスはVRライブアプリも展開しています。自分に馴染みのあるサービスなので楽しく投資できそう」(Tyunさん)
「 キリンHD 」は海外M&Aを積極的に手がけるのはいいんですが、たまに失敗もある。家飲みが広まって業績は思った以上に回復していますが、よくも悪くもドキドキする銘柄です」(www9945さん)
番外編のラストは、個人投資家から大人気のwww9945さん、〆めてください!
「低温物流の大手「 SBSホールディングス 」は人材育成がうまくいっている印象。物流子会社を再生させるのも得意です。長年注目している「 丸井グループ 」も今や百貨店セクターでは時価総額トップ。本業であるアパレルは不振ですがエポスカードの手数料収入などが好調」(www9945さん)
番外編で新たに紹介した銘柄は全52社。100円(100ポイント)から投資できるフロッギーなら全部買っても5200円しかかからないので、自分の好みに合う銘柄を選んで買ってみるのもいいかも。億り人さんが教えてくれた情報、ぜひ活用してみてください!
・ズーム(6694)は記事執筆時点で、金融証券取引所の日々公表銘柄に指定されています。
・コロワイド(7616)は記事執筆時点で、証券金融会社の注意喚起銘柄に指定されています。