第1回「石油王と結婚するより、石油王になりたい編」を読む
みなさーん! お餅何個食べました?(サワラギは3個食べた!) 2021年、あけましておめでたです〜〜!
おいおい、誰だよ! という方は、まずサワラギの連載をチェックプリーズ! 金銭感覚ポンコツ人間サワラギが、投資はじめちゃいました。という超ビギナー向けのゆるゆる内容なので、こたつでみかん食べながら暇つぶしにでも読んでください。
こちらの連載は、日興フロッギーがつくった「都市の細胞」という動画をそんなサワラギと一緒に見てみない? という企画です。未見の方はぜひ見ていただきたい! 空から眺めた世界は、株式会社でいっぱいなんです。
さて、今回は2回目ということで前置きはそこそこに……今回のテーマはこちら! ニョキニョキ……!
そういえば、東京タワーってなぜ赤い?
ドーン! 東京タワーです! わーー!
いやー、そびえ立ってますね! ビルとか高い建物ってだいたいグレー系じゃないですか。真っ赤ってめちゃくちゃかっこいいですよね。ん? でもなんで東京タワーって赤いんだ?
疑問が湧いたので調べてみると、ちゃんと理由がありました。昼間に飛行機が安全に飛べるように、目を引く「赤と白」にしているんですって!(ちなみに東京スカイツリーはシンプルな色ですが、代わりに閃光を発する照明を使っているそう) サワラギ、ひとつ賢くなりました。
サワラギ上京ものがたり
東京タワーを見ると思い出すのが就活のこと。当時サワラギは京都の大学に通っていました。ただでさえ卒論にバイトに追わているのに、面接のため東京に通う日々。
毎回新幹線を使うほどの金銭的余裕がなかったので、当たり前のようにいつも夜行バスを使っていました。選考が進むともちろん嬉しいけれど、また東京行かなきゃ……と気が重くなる時も。
そんなサワラギを照らしてくれたのが、東京タワーと京都タワーの2つのタワーでした。深夜0時すぎ、京都タワーに見送られて出発。夜行バスで寝ようと思っても、狭いシートと面接への緊張のせいで眠れません。結局一睡もできず、ぐったりと下車。
でも、明け方の澄んだ空に真っ赤な東京タワーを見つけると「来年の春から東京で働けるように頑張ろう!」とワクワクする気持ちが湧いてきたものです。
ちょっとポエムが入ってしまいお恥ずかしいですが、そんな訳で東京タワーは私にとって思い出深い場所なのです。
世界中を彩りまくる! 関西ペイント
さて、そんな真っ赤な東京タワーを塗装しているのがこの「 関西ペイント 」。なんと1918年設立、100周年を超えるウルトラ老舗企業である。
この会社、建築用の塗料から工作用のラッカーまであらゆる塗料を作っている。確かに考えてみると、世の中のほとんどのものには何かが塗られているのだ。塗料と言われると「スプラトゥーン」しか思い浮かばなかったが、今この原稿を書いている机にも、叩いているキーボードにも何かしらの塗料が塗られているだろうし。当たり前だけど考えたことなかったなぁ。
最近では、「接触感染対策シート」というものも販売しているそう。これ、見覚えがある方も多いんじゃないだろうか。ドアノブとかにたまに貼ってあるあのシート。手広いぜ関西ペイント。
しかもしかも。海外にもどんどん進出しているらしい! 売上比率は海外が60%を超えている。関西から世界へ、かっこいいぜ。
東京タワーの夜の番人、岩崎電気
つづいてこの「 岩崎電気 」は、東京タワーをライトアップしている会社だ。夜の東京タワーって、なんであんなにいい感じなんですかね……?
と思ったら、それもちゃんと計算されていた! おそるべし東京タワー。なんと、季節によって「光の色」を変えているのだ。夏は爽やかな銀白色、冬は暖かな黄金色。確かに、冬の東京タワーを見るとあったかい気持ちになりますよね。
さて、この岩崎電気も1944年創立と老舗企業。終戦から4年後に開発した日本初の白熱リフレクター電球「アイランプ」は、なんと今でもその名前で販売されているそう。会社ロゴの「EYE」という文字は、アイランプのことだったのか。
しかも「光」って、照明以外にも用途があるのだ。「エアーリア」という商品は、室内の空気を取り入れて紫外線ランプで菌を抑制してくれるらしい。コロナのこともあるし、除菌意識が高まっている今大活躍ですな(※編集部註:エアーリアは医療機器ではありません)。
建てまくりだぜ! 宮地エンジニアリンググループ
そしてこの東京タワー自体を作っているのが、「 宮地エンジニアリンググループ 」。なんと、基礎からの組み立てはわずか15ヵ月しかかかっていないらしい。ええっ! たけのこ並みのニョキニョキ具合ですね……。
この会社、東京タワー以外にも東京スカイツリーや福岡ドームの建設工事に参画しているらしい。他にも、瀬戸大橋に明石海峡大橋、しまなみ海道、関門橋など日本中の橋はここが作ってるんじゃないか? と思うほどの架けっぷりである。
余談だがサワラギ、中学時代に「建築カッケー!」という時期があり、あちこち見に行ったり本を読んだりしていた。将来は建築士に……と思っていたのだが、たまたま安藤忠雄さんにサインをもらえた際に「サインしてもらう」という行為に興奮を覚えてしまい建築への思いは鎮火。その後は何かに取り憑かれたように、あらゆる有名人のサイン会に足を運びまくっていた……。サワラギの迷走高校時代である。
話がそれてしまいましたが、自分の仕事が街のシンボルとして残り続けるって超かっこいいですよね。なりたかったなぁ、建築士。
投資チャンスは、こたつにいても見つけられる
そんな訳で、今回は丸ごと東京タワー特集でお送りしました! でも、考えるとすごいですよね。東京タワー1つ作るのにこれだけの(というかもっとたくさんの)株式会社が関わっているなんて。
家の中にいても、解像度をあげれば色々な株式会社が見えてくる。例えば目の前にあるみかんだって、サワラギの手元に届くまでにどんな株式会社が関わっているんだろう。そう考えると、投資のチャンスは意外と身近に転がっているのかもしれない。
わーーちょっとカッコつけてしまいました! 恥ずかしいので今日は解散です! また次回、お楽しみに!