マーケットの「温度感」がわかる連載「カエル先生のマーケットハイライト」。今回は、日興フロッギーで買えるETFを様々なランキングでご紹介します。2020年に最も買われたのは、ニュースや新聞などでもおなじみの「あの指数」に連動する銘柄でした!
手軽に分散投資ができるETF(上場投資信託)。日興フロッギーなら、100円から金額指定で買えて、100万円以下の買いなら、手数料もかかりません。さらにdポイントでも買うことができます。早速、みんなが買っているETFや、いま上昇中のETFをチェックしてみましょう!
一番人気はあの「定番ETF」
上場しているETFのうち、日興フロッギーでは37銘柄を購入することができます。その中でも2020年で一番買われたのは、「 NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信 」でした。ニュースや新聞などでもおなじみの「日経平均株価」に連動するわかりやすいETFとして、幅広い人に買われたことがうかがえます。
また、2020年10月9日から新規に追加された「 上場インデックスファンド世界株式(MSCI ACWI)除く日本 」が5位にランクインしました。世界中の株式に手軽に分散投資できるという点で、ニーズが高かったものとみられます。
NEXT FUND 日経平均インバース・インデックス連動型上場投信
NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信
純金上場信託(現物国内保管型)
銀ETFが上昇率トップに!
一方で、ETFそのもののパフォーマンスを見ると、2020年に最も上昇したETFは「 純銀上場信託(現物国内保管型) 」で+44.3%(前年末比、2020年12月22日時点)でした。また、2位は「純金上場信託(現物国内保管型)」となっており、銀や金といった安全資産に資金が流入したことがうかがえます。
日経平均ブル2倍上場投信
国際のETF VIX短期先物指数
NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信
銀が買われた「4つの理由」
一般的には銀よりも金の方が安全資産として広く知られています。景気が悪化したり、金融緩和などによりドルが安くなる場面では、相対的に金が買われる傾向にあります。しかし、2020年はその金よりも銀が大きく上昇しました。その理由としては主に以下の4つが挙げられます。
②各国で金融緩和が強化される中、企業業績に不透明感があり、安全資産に資金が流れたため
③一部地域で銀の生産が停滞したため
④半導体や、太陽光発電、電気自動車のニーズ拡大が見込まれたため
①と②は金の上昇要因でもありますが、③④は銀ならではの特殊要因となりました。銀は半導体の集積回路やシリコン基板、パソコンやスマートフォンの電子部品など幅広い分野で素材として使われています。
コロナ禍におけるテレワークの普及や、バイデン新米大統領の政策により、半導体や、太陽光発電、電気自動車のニーズ拡大が見込まれています。そのため、そこに使われる銀の実需も今後増えるとの見方が広まったものと考えられます。
2021年はどんなETFが人気を集めるでしょうか。手軽に海外の株に投資できたり、金などの商品(コモディティ)にも投資ができるETF。まだ持っていない人は、今日からETF投資を始めてみましょう!
「世界中の株を100円で! ETF7本が新たに追加されました」を読む
マンガで「ETF」を読む
「第14回 節約志向の人は「NISA」と「ETF」のあわせ技!(34歳Sさん)」を読む
始めるならこれで決まり! 初心者が投資をするなら、ポイント投資でETF!~かぶ1000さん