前回、資産3億超えの個人投資家・はっしゃんさんに、決算書の読み方を教えてもらったじろうちゃん。さっそく、コロナ禍とアフターコロナで伸びる企業を探してくるよう宿題を出され……。じろうちゃんが目をつけた、未来のテンバガーはどれだ!?
第7話「『決算書』は企業の通信簿! 伸び盛りの優等生は誰だ?」を読む
フロッギー編集部の一言
第8話も楽しみいただけたでしょうか? 第7話で取り上げた任天堂と、今回読み解いた4銘柄の最新の決算状況についてフロッギー編集部から一言コメントです!
任天堂(7974)
家庭用ゲーム最大手の「
任天堂
」。『ペーパーマリオ オリガミキング』『スーパーマリオ 3Dコレクション』が好調な滑り出しを見せたほか、『あつまれ どうぶつの森』が販売を伸ばし、ソフトウェア全体の販売拡大に加え、ハードウェアの牽引にも大きく貢献。2021年3月期第2四半期の売上高は前年比73.3%増の7695億円、営業利益は209.3%増の2914億円となりました。また、2013年3月期通期の業績予想を上方修正し、年間配当金の予想額を840円から1260円に変更しました。
ミクシィ(2121)
「
ミクシィ
」は、SNSサービス『mixi』の運営が中心でしたが、『モンスターストライク』が国内最大規模のスマホゲームに成長し、収益柱になっています。2021年3月期第2四半期の売上高は前年比25.4%増の588億円、営業利益は257.1%増の141億円となりました。『家族アルバム みてね』も好調で、ライフスタイルセグメントの売上は前年比で+8.1%の増収です。また、2013年3月期通期の業績予想を上方修正しました。
すららネット(3998)
オンライン学習教材を全国の学習塾、学校法人、個人に提供している「
すららネット
」。コロナ禍におけるオンライン学習切り替えへの迅速な対応実績から「通塾でオンラインでもシームレスに対応できるAI教材」として認知が拡大。2020年12月期第3四半期の売上高は前年比36.5%増の11億円、営業利益は黒字化し4億円となりました。また、2020年12月期通期の業績予想を上方修正しました。
ライドオンエクスプレスHD(6082)
調理済み食材の宅配を全国展開する「
ライドオンエクスプレスHD
」。主要ブランドはすしの「銀のさら」などです。宅配機能のない外食企業向けの宅配代行サービスも併営し、宅配拠点1ヵ所で複数のブランドや代行サービスを併営する効率性に特徴があります。コロナ禍でデリバリー需要が増加。2021年3月期第2四半期の売上高は前年比26.7%増の123億円、営業利益は146.0%増の13億円となりました。
TKP(3479)
「
TKP
」は、法人向け貸会議室の管理運営が柱。コロナの影響で、貸会議室の需要減。2020年12月期の第2四半期は営業赤字となりました。ただ、ウェビナー・試験会場の利用増などにより、8月のTKP貸会議室売上は前年を上回りました。下期は営業黒字見込みであるものの、通期業績は引き続き未定となっています。
そのほか、すでに売却し、いまは保有していない銘柄
串カツ田中、
キョーリン製薬HD
、
イオン
、
QBネットHD
、
ゲオHD
、
アニコムHD
、
NATTY SWANKY
、
パーク24
、
ALサービスHD
、
エラン
、
ビジョン
、
ホットランド
、
グッドライフ
、
リブワーク
、
ファンデリー
、
JMC