「世間から見た『バッド』が、僕らの『グッド』」by 佐藤裕久

今こそ響く!フロッギー金言集/ 日興フロッギー編集部

佐藤裕久/株式会社バルニバービ 代表取締役社長

(「上場企業の社長に聞く! 夢とお金の本質・バルニバービ・佐藤裕久社長 」より)

ビル一棟丸ごと買ってリノベーションし、2011年にMIRRORを開業しました。ここを起点に人の流れができて、今では年間23万人が訪れます。周囲にも飲食店が増え、蔵前は“おしゃれな街”として注目されていますよね。

こんなこと、家賃が坪10万円の銀座でやろうとしたって、とてもできません。MIRRORを含めて、うちの賃料は坪単価1万円を切るのがざらですから。家賃が20分の1なら、その分を人件費や食材に使って、価格も抑えて、お客さんに還元できます。

このように、世間から見た「バッド」が、僕らの「グッド」であることは多い。世間の常識よりも、食べ物屋として自分らが信じる「グッド」を選び続けた結果、他の地域でも、人通りがなかった場所ににぎわいをつくることに成功してきました。

カエル先生の一言

個性的な店づくりが注目を集めるバルニバービですが、その哲学は「美味しくて、楽しくて、健康になれて、安い」という飲食店の原点とも言えるもの。この状況下でも、ライブウェディングプランやニューノーマルなランチタイムなど人々の生活に寄り添った新しい提案を行っています。