東京ディズニーシーがオープンしたのは2001年9月4日。その日からオリエンタルランドの株を毎日100円ずつつみたて投資をしていたら、いまの評価額は258万円になっています(2020年3月31日終値ベース)。
評価額のピークは316万円
東京ディズニーリゾートの一角を担う東京ディズニーシー。”お酒が飲める”ディズニーリゾートとして話題となり、2001年9月にオープンしました。そのオープンした日から毎日100円つみたてていたら、ピーク時には316万円に達していました。
2011年まではつみたて額を下回る日もありましたが、入園者の増加や、2012年末以降のアベノミクスによる追い風により、評価額は上昇。現時点では100株買うのに100万円以上する同社の株ですが、つみたて額たった46万円で186株も買えた計算になります。
それでは株価とともに、「 オリエンタルランド 」に関する主な出来事を簡単に振り返ってみましょう。
①株価停滞からの脱却期
2001年以降のオリエンタルランドは、大きく2つの期間に分けることができます。
1つ目が、2001年~2012年です。この期間は、待望の東京ディズニーシーが開園したものの、客数が伸び悩んだことなどから、業績も横ばい傾向が続きました。また、2003年にはスペースマウンテンの脱輪事故があるなど、安全面での不安が広がる場面もありました。
ワンデーパスポートというファンにとっては魅力的な優待があることから、大幅な株価下落は免れたものの、ボックス圏の動きとなっていたのがこの時期です。
②アベノミクスの追い風と新エリア期待
しかし、2013年以降の株価は上下を繰り返しながらも、大きく上昇しました。
最初に追い風となったのは、2012年11月から始まったアベノミクスです。国内景気の回復や、インバウンド旅行客の入園者の増加が収益を押し上げ、株価上昇の追い風となりました。
また、2014年10月には5000億円規模の具体的な新エリア拡張プランが発表され、さらに業績拡大への期待が高まりました。2年ほど株価は低迷した時期もありましたが、チケットの値上げなどによってゲスト単価が増加し、株価は上昇を続けました。
身近なテーマパークの1つである東京ディズニーリゾート。特にファンであれば、パークチケットの価格改定や人気が出そうなイベント、パーク内の混雑具合などを把握しやすいものです。そうした生の情報やニュースなどをきっかけに、つみたて投資を始めてみるのも手かもしれませんね。