1月は自社商品&人気外食が充実! 年の始めを彩る優待10選

優待ライター厳選! 今月の株主優待/ 日興フロッギー編集部吉本ユータヌキ

1月の株主優待は、全部で31銘柄と数は少なめです。しかし、飲料類の詰め合わせをはじめとする自社商品から、人気の外食店で使える優待券、カタログギフト形式の優待、使い勝手のよいQUOカードがもらえる優待などまで、少数精鋭の魅力的な銘柄が揃っています。今回はその中から、自社飲料&ゼリーの詰め合わせがもらえる定番の「ダイドーグループホールディングス」、好きな商品を自分で選べるカタログギフト形式の「タカショー」、手頃な価格でたっぷり楽しめる「鳥貴族」、さらに自社商品に加えて抽選で海外旅行が当たる「クロスプラス」など、とっておきの10銘柄をご紹介します!

※特別に記載がない場合、権利付最終日は1月29日(水)です。
※日興フロッギーで購入して優待をもらう場合には、保有する株式が1月27日(月)までに単元株以上になるよう購入してください。
(注意)本記事は、一般口座、特定口座を前提に作成しております。NISA口座等は取り扱いが異なる場合があります。

次回から内容変更となる、1月の超人気定番優待【ダイドーグループホールディングス】

■銘柄名(コード):ダイドーグループホールディングス(東1:2590)
■権利月:1月20日/7月20日(年2回)
■最低投資金額:46万4000円(12/26終値4640円×100株)
■配当金額(会社予想):60円
■予想配当利回り:1.29%

1月の定番株主優待銘柄として知られる「 ダイドーグループホールディングス 」。自動販売機の飲料で知られるダイドードリンコをはじめ、フルーツゼリーのたらみや大同薬品工業などを傘下に抱える持株会社です。実は、次回からの株主優待制度変更を発表していて、今の内容での優待は今回が最後となります。現在策定中の中期経営計画では収益の改善を一つの目標に掲げていますが、2020年1月期については残念ながら減収減益の会社予想となっています。

今期までの優待内容は、100株以上で3000円相当の自社グループ商品詰め合わせ。前回7月の優待品は、缶コーヒー、ペットボトル飲料、またたらみのゼリーなどたっぷり全25品。発売したばかりの缶コーヒーも含まれていました。さらに、1株以上の株主を対象に、グループ企業の商品を優待価格で購入できるサービスも提供しています。

権利付き最終日は1月16日(木)です。この日までに、忘れずに購入を済ませておきましょう。なお、次回以降の株主優待は年1回1月20日の権利日のみで、優待品の金額は年額6000円相当と変わりませんが、半年間の継続保有が優待獲得の条件になります。

お洒落アイテム+抽選で30万円分の旅行券!【クロスプラス】

■銘柄名(コード):クロスプラス(東2:3320)
■権利月:1月
■最低投資金額:8万5200円(12/26終値852円×100株)
■配当金額(会社予想):12円
■予想配当利回り:1.40%

創業から68年を数える老舗婦人アパレルメーカーの「 クロスプラス 」。「アルファキュービック」(ライセンス契約)や「ジュンコシマダ」などよく知られたブランドも複数扱っています。また、ネット通販にも力を入れていて、ネット限定のブランド「N.O.R.C」も2019年2月からスタートしています。2020年1月期の会社計画は、天候不順などで減収となった一方、新工場での生産強化が進んだことから前期比100%を超える大幅な増益を見込んでいます。また、6円の増配も予定しています。

優待品は、自社商品か自社オンラインショップで使えるクーポン券のいずれかを選ぶ方式。100株以上で3000円相当、500株以上で5000円相当、1000株以上で1万円相当です。クーポン券はオンラインショップ用なので、近くに店舗がない人でも安心です。ちなみに、昨年の100株以上の自社商品はフリーサイズの女性用Tシャツワンピース(黒)でした。

そして、優待はこれだけではありません。抽選で10名の株主に、30万円相当の旅行券も当たります。3年以上の長期保有者の場合は、旅行券当選の確率が少しアップするといううれしい特典も!

行きたくなる個性派カフェ食事券&応募式抽選も!【バルニバービ】

■銘柄名(コード):バルニバービ(東M:3418)
■権利月:1月/7月(年2回)
■最低投資金額:13万500円(12/26終値1305円×100株)
■配当金額(会社予想):7.5円
■予想配当利回り:0.57%

「グッドモーニングカフェ」や「カフェガーブ」、「鹿屋アスリート食堂」など、特徴のある飲食店を多数手がけている「 バルニバービ 」。企業名は知らなくても、同社のカフェやレストランを利用している人もいるのでは。自社グループ店舗は、東京や大阪などを中心に全国に93店(2019年11月末時点)。画一的なチェーン店ではなく、地域ごとの個性に合わせた店舗づくりを心がけています。2020年7月期の会社計画は、前期に引き続き増収増益の見込みです。

株主優待は、100株以上で1000円分、200株以上で2000円分、600株以上で4000円分の食事券です。200株以上なら、自社店舗で利用できる食事券の代わりに、自社焙煎コーヒー豆やオリジナルブレンド米、焼き菓子も選択可能。また、200株以上を対象に、保有株数と期間に応じた割引などが受けられる長期保有優遇制度もあります。

さらに500株以上の保有なら、隅田川花火大会の特別鑑賞券やレセプションパーティ招待券など(いずれも過去の実績)さまざまな商品が当たる、応募式抽選会にも参加できます!

優待券でガッツリ! 味噌ネギチャーシュー麺を大盛りで【丸千代山岡家】

■銘柄名(コード):丸千代山岡家(JQ:3399)
■権利月:1月/7月(年2回)
■最低投資金額:21万4000円(12/26終値2140円×100株)
■配当金額(会社予想):16円
■予想配当利回り:0.74%

豚骨ベースの濃厚スープに極太ストレート麺がマッチする人気店、「ラーメン山岡家」を運営する「 丸千代山岡家 」。煮干しスープにこだわった「極煮干し本舗」や「極味噌本舗」も含めると、全国に160店を展開しています(2019年10月末時点)。一定の品質を保つために、すべて直営店で運営しているのも特徴です。2020年1月期は11月末まで、全店・既存店共に売上高・客数・客単価のいずれも前年同月比を上回って推移していて、通期の会社計画も増収増益、さらに2円の増配も予定しています。

詳しい優待内容は、①ラーメン優待券(470~1290円相当)か②お米のいずれかを選ぶスタイルで、100株以上で①2枚②2キロ、500株以上で①4枚②4キロ、1000株以上なら①6枚②6キロです。選択肢にお米があるので、店舗が近くになくても安心です。また、「せっかくなら優待券が使える最も高いラーメンを食べたい」という人には、「ラーメン山岡屋」の辛味噌ネギチャーシュー麺や特製味噌ネギチャーシュー麺を大盛で注文するのがおすすめ。ぴったり1290円分になりますよ。ちなみに、サイドメニューやドリンクには優待券が使えないのでご注意を!

お庭造りにガーデニング用品など選べるポイント制ギフト【タカショー】

■銘柄名(コード):タカショー(東1:7590)
■権利月:1月20日/7月20日(年2回)
■最低投資金額:25万4000円(12/26終値508円×500株)
■配当金額(会社予想):10円
■予想配当利回り:1.96%

ガーデニング用品やエクステリア用品を、プロユース及び個人向けに企画・製造・販売している「 タカショー 」。国内のみならず、米国やヨーロッパ各国、中国、オーストラリアなど、海外にもネットワークを広げていて、最先端のガーデニング情報を収集すると共に販路の拡大にも努めています。なお、2020年1月期の会社計画は増収増益の見込みです。

優待内容は、付与された株主優待ポイントをさまざまな商品やサービスと交換できる「タカショー・プレミアム優待倶楽部」です。もらえるポイントは、500株以上で3000ポイント、700株以上で4000ポイント、900株以上で5000ポイント、1000株以上で8000ポイントなど。保有ポイント数に応じて、ガーデニング関連商品をはじめ、グルメやスイーツ、家電製品、体験ギフトなど1000点以上ものアイテムから、好きなものを選べるのが魅力です。

株主優待ポイントを取得するには500株以上が必要ですが、100株以上の保有者にも優待特別販売カタログが年2回贈られます。なお、権利付き最終日が1月16日(木)なので、くれぐれもお間違いなく!

魚沼産の新米コシヒカリを食べたい!【積水ハウス】

■銘柄名(コード):積水ハウス(東1:1928)
■権利月:1月
■最低投資金額:235万1500円(12/26終値2351.5円×1000株)
■配当金額(会社予想):81円
■予想配当利回り:3.44%

積水ハウス 」は戸建住宅事業を中心とする住宅メーカーです。国内事業が中心ですが、最近ではオーストラリアや米国など海外市場での住宅供給にも積極的に取り組んでいます。株主にとっては株主還元に力を入れている点が魅力のひとつで、配当性向は40%を目安としています。ここ数年は毎年増配が続いていて、2020年1月期も2円の増配予定です。なお、通期の会社計画は増収増益を見込んでいます。

株主優待は、1000株以上で魚沼産コシヒカリの新米が5キロです。1単元は100株ですが、株主優待をもらうには10単元(1000株)が必要な点に注意しましょう。10単元では投資金額は235万1500円と非常に高額になるので、「コシヒカリは欲しいし、配当も魅力的だけれど、一度にそんなに資金は出せない」という人には、100株ずつ買い増していったり、キンカブを利用してコツコツ増やしていく方法もありますよ。1000株に達して株主優待がもらえるようになるまでの間も、配当を楽しみにじっくり待てるのではないでしょうか。

胸元にキラキラ眩いジュエリーを【光・彩】

■銘柄名(コード):光・彩(JQ:7878)
■権利月:1月
■最低投資金額:24万6000円(12/26終値2460円×100株)
■配当金額(会社予想):40円
■予想配当利回り:1.62%

光・彩 」は、ジュエリーとジュエリーパーツの製造を手がける総合宝飾品メーカーです。山梨県に自社工場を持ち、ジュエリーパーツについては国内シェアNo.1で、海外12ヵ国とも取引があります。2020年1月期は、特許を持つピアスパーツなどの販売に注力すると同時に採算性の向上も進めていて、通期の会社予想は最終減益ながら、増収営業増益を見込んでいます。なお、1日の出来高が少ない銘柄なので、希望する価格で、買いたい時に買えない、売りたい時に売れないこともあるという点には注意が必要です。

株主優待品は、100株以上で3000円相当の株主限定オリジナルジュエリーです。ジュエリーの内容は毎年変わっていて、昨年はキュービックジルコニアを散りばめたハート形のシルバーネックレスでした。自分で使うのはもちろん、プレゼントにも喜ばれそうですね。企業サイトのIRページ内の「株主優待」コーナーでは過去の優待品が画像入りで紹介されているので、まずは優待ジュエリーの傾向などをチェックしてみるのがおすすめです。

シンプルでおしゃれな雑貨を暮らしに+【ミサワ】

■銘柄名(コード):ミサワ(東1:3169)
■権利月:1月
■最低投資金額:23万7600円(12/26終値792円×300株)
■配当金額(会社予想):8円
■予想配当利回り:1.01%

インテリアや生活雑貨などを扱う「unico」や「unico loom」を運営する「 ミサワ 」。実店舗は全国に55店舗(2019年11月末現在、レストラン・カフェ3店舗を含む)あり、自社のオンラインショップも展開しています。2020年1月期は、従来の人気シリーズの販売好調に加えて、オンラインショップの売上も増加していて、期初の会社計画を上方修正。増収大幅増益を見込んでいますが、第3四半期時点ですでに令和2年1月期の連結業績予想の数値を達成しています。また、今期は3円の増配も予定しています。

株主優待は、300株以上で5000円相当のunicoオリジナル株主限定商品です。また、100株以上を3年以上保有した場合にも同じ優待品を受け取れるので、投資資金が少ないという人は100株で3年間の継続保有を目指すのがいいかもしれません。オリジナル株主限定商品の内容は毎回変わりますが、昨年はタオルセット、ペアグラス、パスタセットの3つから好きなものを1つ選ぶことができました。

お財布にあると嬉しいQUOカード【ネオジャパン】

■銘柄名(コード):ネオジャパン(東1:3921)
■権利月:1月/7月(年2回)
■最低投資金額:10万5800円(12/26終値1058円×100株)
■配当金額(会社予想):6.5円
■予想配当利回り:0.61%

ITの力で日本企業と社会のコミュニケーションを変えたい、そんな願いを込めて「新しい日本」という意味の社名を付けたという「 ネオジャパン 」。企業・官公庁向けのパッケージソフト販売やクラウドサービスなどを手がけています。2015年の上場以来、業績は一貫して右肩上がりを続けていて、2020年1月期については0.5円の増配も予定しています。なお、2019年8月にシステムインテグレータの「Pro-SPIRE」を子会社化したため、第3四半期より連結決算を開始しています。

株主優待は、100株以上で500円分、200株以上で1000円分のQUOカードです。大手コンビニ各社で使えるほか、一部のドラッグストアやファミレスなどで金券として利用ができます。お財布に1枚入れておくと、ちょっとした買い物などに便利に使えます。同社のQUOカードの優待金額はそれほど大きくはありませんが、年2回優待があり、約10万円の投資金額で買えることを考えると、買いやすい優待銘柄と言えそうです。

今宵は優待で、焼き鳥&ちょい飲み!【鳥貴族】

■銘柄名(コード):鳥貴族(東1:3193)
■権利月:1月/7月(年2回)
■最低投資金額:22万9900円(12/26終値2299円×100株)
■配当金額(会社予想):8円
■予想配当利回り:0.34%

焼き鳥をはじめすべてのメニュー・ドリンクを税抜き298円で提供している、格安焼き鳥屋チェーンの「 鳥貴族 」。創業時から国産鶏肉にこだわっているほか、鶏肉以外の食材も「国産国消」100%の実現を目指しています。2019年11月末時点の店舗数は大阪・東京・名古屋を中心に659店です。2024年7月期を最終年度とする新たな中期経営計画では、不採算店舗を整理した後に再び新店出店を行うことを表明しています。2020年7月期の会社計画は黒字転換の見込みで、第1四半期については大幅な増益を達成しています。

株主優待でもらえるのは、100株以上で1000円分、300株以上で3000円分、500株以上で5000円分の食事優待券です。金額はそれほど多くはありませんが、前述のとおり、鳥貴族はすべてのメニューが税抜き298円。しかも、お通しや席料もないので、食事優待券+少しの予算でいっぱい食べてたっぷり飲んで楽しめそうです。

いかがでしたか? 魅力あふれる自社商品から、人気の外食店の優待券、さらに好きなものが選べるポイント交換式の優待まで、数は少ないながらもバラエティに富んだ内容が揃っている1月の株主優待。興味があるのにまだ始めていないという方は、今年こそ優待投資にチャレンジしてみませんか?

※鳥貴族(3193)は記事執筆時点で、日本証券金融の注意喚起銘柄に指定されています。
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優待の内容は2019年12月26日現在の情報を記載しております。本コンテンツ作成後に変更されている場合がありますので、最新の情報については、皆様ご自身でのご確認をお願いいたします。
また、優待の内容は代表的な事例をもとに記事を構成しております。詳しくはそれぞれの企業のHP等でご確認ください。