あけましておめでとうございます! 日興フロッギーは今年も大切なお金について楽しく学べるコンテンツを発信して参りますので、引き続きよろしくお願いいたします。
デジタル時代を担う「フリーランス」は300万人超
2020年は子年です。子年の人は「ねずみ=寝ず身」ということから真面目にコツコツと働く人が多いとか。しかし、今の時代においてはむしろ「働き方改革」と叫ばれるように、効率よく仕事をこなしながら、私生活とのバランスをうまく取ることが求められています。
こうした中、働き方として増えているのが「フリーランス」と呼ばれる個人事業主の人たちです。Webデザイナーや、ライター、翻訳家などデジタル時代だからこそ求められるたくさんの職種があります。内閣府によれば300万人以上の人がフリーランスとして働いているとのこと。そこで今回は、そんなフリーランスの人たちを応援する企業をご紹介します。
フリーランスの健康や税金の悩みをサポート【ギークス】
大企業に勤めている人たちにとっては当たり前の福利厚生サービス。健康診断や、引っ越しの時のサポート、宿泊の優待サービスなど便利で魅力的なものが多いですよね。しかし、フリーランスには基本的にそういったサービスがありません。
こうした福利厚生サービスをフリーランス向けに提供しているのが「 ギークス 」です。同社はIT系フリーランス人材と企業とをマッチングさせるIT人材事業を柱に、福利厚生プログラム「フリノベ」を展開しています。
特徴的なのは、確定申告やオンライン学習サービスなど、大企業の福利厚生ではあまり見られないようなサービスがあることです。フリーランスにとって、税務の申告は複雑で面倒に感じてしまいがちであるため、まさにかゆいところに手が届くサービスと言えます。フリーランスにとっては、より本業に集中するためにも、欠かせない企業の1つと言えそうですね。
国内最大級のクラウドソーシング会社【クラウドワークス】
フリーランスにとって死活問題となるのが「継続的に仕事がもらえるかどうか」という点です。そんな仕事そのものに関する悩みを解決してくれるのが、登録者数316万人と国内最大級を誇るクラウドソーシング会社「 クラウドワークス 」です。
同社はネット上で求職者と求人企業とをマッチングするポータルサイトを運営しています。仕事カテゴリーはホームページ制作、アプリ制作、記事作成、ロゴ作成など200種類以上にわたり、仕事のマッチングから契約、支払いまですべてオンラインで完結できる仕組みになっています。
仕事を依頼する企業としては、多様なスキルを持った個人にオンラインでダイレクトにアクセスできることで、人材調達にかかる時間の大幅な短縮と費用対効果の向上が実現できます。一方、フリーランスにとっては、依頼者(クライアント)が先に報酬を支払うことが義務付けられているため、報酬の未払いや遅延を回避できるというメリットがあります。また、仕事を受注し納品していくことで評価や実績が積まれていくので、クラウドワークス内での信用につながります。
継続的な仕事の依頼につながる可能性があり、また報酬体系に安心感があることなど、フリーランスのリスクを大きく減らしてくれる頼もしい存在と言えますね。
クラウドサインで面倒な契約もスピード完結!【弁護士ドットコム】
個人で仕事を請け負う上で、億劫なのが契約書の確認手続きではないでしょうか。専門用語が難解だったり、契約内容を理解するのに手間がかかるなど、肝心の仕事に取り掛かるまでのステップを面倒に感じる方も少なくないのでは。
そんな面倒な契約手続きをネットで簡単に締結・管理できるサービスを提供するのが「 弁護士ドットコム 」です。同社は、日本最大級の法律相談ポータルサイト「弁護士ドットコム」を運営し、さらに契約締結から管理まで可能なクラウド型の電子契約サービス「クラウドサイン」を手掛けています。
クラウドサインを使うことによって、契約締結のスピード化や、郵送費や印紙代などのコスト削減を実現することができます。また、契約の未締結によって起こり得る契約トラブルを未然に防ぐことも可能で、フリーランスにとって欠かせないツールになりつつあります。
また、最近では、LINE上で専門分野や地域ごとに弁護士を検索し、無料で相談ができる「LINE弁護士相談」サービスも開始しました。契約や法律に関するハードルを幅広くカバーする弁護士ドットコム。これからの時代にますますニーズが高まりそうです。
請求書の即日払いで、「黒字倒産」を防ぐ【GMOインターネット】
フリーランスが絶対に回避したいこと。それは、仕事を順調に受注しているにも関わらず、報酬を受け取るまでのタイムラグが長いせいで、手元のお金が尽きてしまう「黒字倒産」……。
そんな状況を未然に防いでくれるのが「 GMOインターネット 」が手がける「FREENANCE(フリーナンス)」です。このサービスは、専用口座を開設することで、手元にある請求書をすぐに現金化できるというものです。請求書をフリーナンスが買い取り(最高1000万円まで)、その代金を即日払います。
完成までに時間がかかるような金額が大きい案件や、納品から支払いまで時間が空いてしまうケースなどで特に有効です。手数料などコストは発生しますが、「黒字倒産」を防ぐためにも欠かせないサービスの一つと言えるのではないでしょうか。
お金管理のスペシャリスト【マネーフォワード】
会社員であれば、働いていれば毎月自動的に給料が自分の口座へ振り込まれます。しかし、フリーランスは、自分で請求書を発行し、クライアントが振り込んではじめて、手元にお金が入ってきます。さらに、日々の経費などを計算して年に1度は確定申告をきちんとしなければ、うっかり申告漏れという事態にも陥りかねません。
そんなお金にまつわるあれこれを簡単にしてくれるのが、自動家計簿・資産管理サービスを手掛ける「 マネーフォワード 」です。同社はフリーランス向けに「クラウド確定申告」や「クラウド請求書」といったサービスを展開しています。売上など明細データの自動取得や、仕分けの自動入力をクラウド上でできることにより、これまで時間がかかっていた会計業務が大幅に軽減されます。また、レジアプリとの連携も可能で、日々の売上データがリアルタイムで確認できるなど経理業務をスマート化することで、本業により専念することが可能となります。
請求書作成ソフト「クラウド請求書」を使えば、郵送ボタンをワンクリックするだけで、自動で請求書を郵送できる仕組みになっています。手間のかかる印刷・封入・送付作業を代行できることで、時間の節約にもつながります。お金の管理が苦手な人にとっては、喉から手が出るほど欲しいサービスと言えそうですね。
フリーランスこそ「働き方改革」を!
「働き方改革」は、会社に勤めている人だけのテーマではありません。PCやスマホが普及し、遠隔での業務が簡単にできるいまこそ、こうしたフリーランスとして働く人々の業務の効率性も重要なポイントと言えそうです。デジタル社会を支えるフリーランスを応援する企業にこれからも注目していきたいですね。