イチローに人生のこときいてみた。
プロ野球選手として、常に未来を見据え、新しいことに挑戦し続けたイチローさん。そんなイチローさんの魅力はプロ野球選手を引退した今も、決して色褪せることはありません。イチローさんのプレーの裏にある考え方や姿勢、その言葉に私たちは魅了されているからです。
人生100年と言われるこの時代、時間やお金、毎日の生活、そして未来のことをイチローさんともっと一緒に考えたい。
真面目で、ストイックで、お茶目で、それでいて愛に溢れるイチローさんの人生をすごろくを通して少しだけ覗いてみたいと思います。
さあ、コロコロっとサイコロを転がして、イチローさんの人生すごろくがスタートです。
第1投・お小遣いはもらっていましたか?
イチロー
もらっていましたね。小学生、どうかな、三年生ぐらいからですかね。
イチロー
月いくらもらっていたんだろう? 1000円ぐらいはもらっていましたね。
イチロー
漫画を買うとか、野球漫画を買うとか。
イチロー
野球漫画でしたね。本、漫画でも読めないんですよ。パラパラやっていく感じが、苦手というか。
イチロー
誰かがめくっていってくれたら読めるかもしれないですけれど、自分でめくっていくのが苦手で。
イチロー
ちょっと読んで終わりです。読まないのではなくて、読めない。
第2投・どんな学生でしたか?
イチロー
うん……。とにかく集団行動が苦手だったんですね。野球をやっているのに、そうなんですよ。
イチロー
行きたくなかったので、センバツに出られれば……出る権利を得れば、練習ができるんですよ。修学旅行なしで。
イチロー
それで頑張ったんですよ、それで獲得したんですよ。
イチロー
行かないために頑張ったんですよ。
イチロー
まあ中学時代はそこそこ僕、勉強したんですよ。やったんですけど、残念ながら学年で1番になることはできないですよ。学年で、5番とか6番にはなれても1番には絶対になれなかったんですよ。
イチロー
で、面白くないなと思って、そこで学業には自分の中で見切りをつけたんですね。
イチロー
そりゃそうですよ、そりゃそうですよ。
2番を目指して2番はダメでしょ。それは1番を目指した上で2番というのは、それはいいですけど「2番でいい」というスタンスは、僕は嫌いですね。
イチロー
僕は「オンリーワン」という言葉は嫌いではないですけれど、結果オンリーワンになるという考え方。まず1番を目指しなさいと。
イチロー
僕は義務教育でそれを見つけて、高校は寝る場所だったので、僕は、学校はずっと寝ていましたからね。続けることでコイツはこれを続けるんだって、そこでもう意志を感じてくれたと思うんですよ、先生たちは。
イチロー
だから何にも言われなくなったんですよ。
第2投の結論:イチローは学生時代からオンリーワン。
第3投・大学生でサークルに入るなら何に入る?
イチロー
サークルとは何か、響きは聞いているんですけど。
イチロー
サークルか……サークルという響きがあんまり得意じゃないんだよね。ちょっとゆるいじゃないですか。やるなら、トコトンやりたいですよ。
イチロー
だからそのゆるい感じで言うなら、慶應大学に行きたいです。
慶應という雰囲気を備えてみたい。僕から1番遠い雰囲気なので。
イチロー
もうそれは、憧れますね。「慶應」と言いたいです。