今年の分はもう買った? NISA(ニーサ)で人気の企業に注目

データから見つかる! 困ったときの投資アイデア/ 日興フロッギー編集部岡田 丈

2019年も残りわずか。今年のNISA(少額投資非課税制度)枠はすでに活用済みでしょうか。NISA枠は翌年に繰り越すことができないため、今年の分は今年のうちにぜひ投資しておきましょう。

そこで今回は、投資先候補として個人投資家に人気の銘柄や、好業績・高配当利回り銘柄などをご紹介します。

初心者層にジワリと広がるNISA

今年は「老後2000万円問題」が話題となったこともあり、老後のための資産形成など資産運用の必要性を感じる方が例年よりも増えたのではないでしょうか。NISAには一般NISAとつみたてNISAがありますが、一般NISAを活用している人の中で投資未経験者の比率が増加し、6月末には37.0%となりました。一方、つみたてNISAはというと65.5%と過半数を投資未経験者が占めています。このようにNISAが投資を始めるきっかけとなっていることがうかがえますが、何に投資をすれば良いのか頭を悩ませている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
NISAとは

NISAで人気の銘柄ランキング

弊社の2019年「NISA買付ランキング」を見ると、上位にランクインしているなかで目立つのが高配当利回り銘柄です。このことから、個人投資家が重視しているのが配当金に対する非課税の恩恵であることがうかがえます。

JT
日産自動車
ソフトバンク
みずほFG
オリックス
武田薬品工業
イオン
かんぽ生命保険
キヤノン
三菱UFJ FG

業績も考慮した高配当利回り銘柄

高配当銘柄をNISA枠利用で購入するのが人気ですが、銘柄選別をする際には配当金だけでなく、業績についても考慮することが重要です。そこで、今期予想配当が減配でなく、予想経常利益が2ケタ増益を見込んでいる主な好業績・高配当利回り銘柄を以下に掲載します。

中電工
出光興産
住友商事
阪和興業

NISA枠を使って銘柄を購入する際に、他にも銘柄選択の参考になるのが「日興ストラテジー・セレクション」です。日興ストラテジー・セレクションとは、弊社が中長期的な目線に立って投資ストラテジー(戦略)を構築し、また企業ファンダメンタルズ(業績や財務状況)も考慮して選定した銘柄のラインナップです。現時点では24銘柄選定していて、そのなかで予想配当利回りが相対的に高い銘柄としては、「 大林組 」「 カネカ 」「 パーク24 」などが挙げられます。

気を付けたい「2015年のNISA枠」

NISAの非課税枠は翌年に繰り越すことができません。今年分の枠は年末になって慌てずにすむように、余裕をもって活用しておきましょう。また、今年末には2015年のNISA非課税期間が満了となります。保有している銘柄を持ち続けたい場合は、翌年の非課税枠へ移管(ロールオーバー)、もしくは課税口座へ移管することが可能です。ただし、ロールオーバーには手続きが必要ですので、ご注意ください。
非課税の口座を優先的に使おう! を読む
非課税期間(5年)が終わったらどうなるの? を読む

本サイトは、原則として原稿作成時点における情報に基づいて作成しております。また、記載された価格、数値等は、過去の実績値、概算値あるいは将来の予測値であり、実際とは異なる場合があります。投資に関する最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。