第3話 街の違和感を見逃すな!買うべき銘柄の探し方

売れない芸人が、一流の投資家を目指して株をはじめてみた。/ チャーミングじろうちゃんwww9945

第2話「感情を克服せよ! 投資で忘れちゃいけない5ヵ条」を読む
前回、行動経済学の専門家・友野典男先生から、投資の心構えを教わったじろうちゃん。続いて今回は、億超え投資家のwww9945さんに、銘柄探しのコツを教わります。当日、有楽町駅に集まった面々が最初に訪れたのは、ビルの中に突如現れた小さな映画館。ここから読み取れる投資のヒントとは……? 街に散らばるちょっとした違和感に注目し、買うべき銘柄を見抜く方法を伝授してもらいます!

FROGGY編集部の一言

www9945さんから銘柄探しのコツを学んだ井上さんのマンガ、お楽しみいただけましたでしょうか?

井上さんの保有銘柄についてFROGGY編集部から一言コメントです!

NATTY SWANKY(7674)
NATTY SWANKY 」はナッティースワンキーと読み、ギョーザ居酒屋「肉汁餃子製作所ダンダダン酒場」を展開しています。2019年3月に上場したばかりの会社です。ちなみに2019年6月期の業績は、35.5%増収、88.1%営業増益となりました。関東圏を中心に展開していますが、今後、全国で出店を加速する予定とのことです。また、2019年8月の全店売上は前年同期比140.8%。お盆などの連休中も多数のお客さんで賑わったそうです。

エラン(6099)
エラン 」は病院の入院患者や老人ホームなどの入所者向けに、洗濯サービスがついた衣類やタオル類のレンタル事業や日常生活用品の販売などを手掛けています。FROGGY編集部が調べたところ、2018年12月期の業績は増収増益。導入施設が増え、配送委託費や人件費などの増加を吸収。会社予想では2019年12月期も前期比2ケタの増収増益を見込んでおり、2019年12月期の上期は増収増益を達成。契約施設数が年率27.8%で増加しており、月間利用者数は年率32.4%の増加率となっています。

そのほかこのマンガに出てきた銘柄

サンマルクホールディングス(3395)
FROGGYでは、以前取材した「www9945さんの街角ウォッチ」でも「 サンマルクホールディングス 」を取り上げています。
リアル投資家列伝 密着! スゴ腕投資家www9945さんの「街角ウォッチ」【後編】
サンマルクホールディングスはセルフカフェ「サンマルクカフェ」と、中価格帯レストランが事業の柱。中価格帯が得意で外食業界屈指の高収益体質です。2019年3月期は前期比マイナス4.9%の営業減益だったものの、2019年3月期の第1四半期は増収増益となっています。

スバル興業(9632)
FROGGYでは、株主優待を紹介する記事でも「 スバル興業 」を取り上げています。
7月は腹ペコさんもお洒落さんも大満足! 暑さに負けない優待10選
親会社は東宝。1946年映画興行会社として設立し、東京・有楽町に映画館スバル座を開館。その後、道路補修事業に参入し、現在は道路メンテナンスが売上高の8割超となっています。2019年1月期はマイナス2.8%の営業減益だったものの、2020年1月期の第2四半期は、高速道路のリフレッシュ工事や災害復旧工事および橋梁補修工事が完工。増収増益となっています。
(映画館事業は2019年10月に有楽町スバル座を閉館し撤退予定です)

東宝(9602)
FROGGYでは、10連休前のレジャー関連銘柄として「 東宝 」を取り上げています。
過去最長となる10連休の前はレジャー関連銘柄に注目!
東宝は、不動産賃貸が営業益を下支え。これに、ヒット作により上下する映画、演劇の収益が乗る形となっています。近年は、安定的なヒットが増え独り勝ち状態です。2019年2月期は、マイナス5.5%の営業減益となったものの、通期として営業収入は過去最高。営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益は歴代3位を達成しました。けん引役は、『劇場版コード・ブルー–ドクターヘリ緊急救命–』『名探偵コナン ゼロの執行人』『ボヘミアン・ラプソディ』のヒットのほか、不動産賃貸事業や日比谷シャンテのリニューアル効果があげられます。足元の2020年2月期の第1四半期の業績は、増収増益となっています。

SOU(9270)
FROGGYでは、「 SOU 」の嵜本晋輔社長へのインタビュー記事があります。
上場企業の社長に聞く! 夢とお金の本質 ブランド買取をもっとポジティブに。「なんぼや」が目指すWin-Winの道【前編】
リユース大手で、ブランド品ではコメ兵に次ぐ業界2位。ブックオフなど多くのリユースが店頭での買い取り・販売を主力とする中、販売は自社開催の「スターバイヤーズオークション」などオークションに特化しています。買い取り拠点として、全国に「なんぼや」、Webで申し込みが可能な「ブランドコンシェル」を首都圏中心に展開。2018年8月期は増収増益でした。2019年8月期の第3四半期の業績も増収増益となっています。

ゲオホールディングス(2681)
FROGGYでは、www9945さんに取材した他の記事でも「 ゲオホールディングス 」を取り上げています。
人生変えたきゃ投資人生 株を始めた人間は、親友を2人失う!〜www9945さん【第2話】
DVD・CDレンタル、ゲームソフト販売等を行うメディアショップを直営主体に全国展開し、TSUTAYAに次ぐ業界2位級です。2019年3月期は減収となったものの、リユース商材の伸長により利益は営業増益でした。2020年3月期の第1四半期は、人件費増加などにより減収減益となっています。

パーク24(4666)
FROGGYでは、すご腕投資家・すぽさんのインタビュー記事でも「 パーク24 」を取り上げています。
プロも舌を巻く企業分析力で資産が5年で10倍に!~すぽさんインタビュー【後編】
パーク24は無人時間貸し駐車場の最大手。「Times24」ブランドを展開しています。またレンタカー事業へ参入し、さらにカーシェアリングを事業化。積極投資により国内で圧倒的となり、第2の収益柱へと成長させています。このほか、イギリスやオーストラリアなどで現地駐車場運営会社を買収。海外事業も急拡大しています。2018年10月期は各事業ともに好調に推移し増収増益。2019年10月期の第3四半期決算は国内駐車場事業は順調なものの、海外事業が苦戦し、増収減益となっています。

丸善CHIホールディングス(3159)
FROGGYでは、株主優待を紹介する記事でも「 丸善CHIホールディングス 」を取り上げています。
7月は腹ペコさんもお洒落さんも大満足! 暑さに負けない優待10選
書店大手の丸善と図書館業務受託の図書館流通センターが経営統合し発足。2011年にはジュンク堂、雄松堂も参加しています。2019年1月期は店舗・ネット販売事業における退店の影響などによりマイナス0.7%の減収となったものの、図書館サポート事業で業務改善が効果を上げたことなどにより、38.7%の営業増益でした。2020年1月期の第2四半期は、大学・教育機関の学部新増設等の大型案件が減少したため、減収減益となっています。

キュービーネットホールディング(6571)
FROGGYでは証券社員へのアンケートから導き出した銘柄として「 キュービーネットホールディングス 」を取り上げています。
証券社員200人アンケートから見る「投資の本音」 第6回 【まとめ】証券社員が選ぶ銘柄の4つの条件はコレだ!
ちなみにFROGGY編集部が調べたところでは、2019年6月期の業績は、価格改定で単価が上昇したこともあり増収増益。また、海外も進出しており、売上収益のうち海外の比率は15.8%となっています。

ホットランド(3196)
FROGGYでは、株主優待を紹介する記事でも「 ホットランド 」を取り上げています。
12月は充実グルメ&暮らしを豊かに。寒さに負けない優待10選
たこ焼き「築地銀だこ」を中心に、たい焼き「銀のあん」、アイスクリーム「COLD STONE CREAMERY」などを展開。単品に絞り込むことで厨房をコンパクトにし、省スペース低コストで出店しています。また、たこ焼き機など専用機械を独自開発・製造しています。2018年12月期は、たこの価格高騰などにより減収減益でした。2019年12月期の第2四半期は「築地銀だこ」好調や商品価格改定による粗利率の改善などにより、5%の増収、101.2%の営業増益となっています。

串カツ田中(3547)
FROGGYでは、「 串カツ田中ホールディングス 」の貫啓二社長へのインタビュー記事があります。
上場企業の社長に聞く! 夢とお金の本質 正しい事業は全部、串カツ田中が教えてくれた【前編】
FROGGY編集部が調べたところ、2018年11月期の業績は、禁煙化でファミリー層が増加。単独決算だった前年同期とは単純比較はできないものの、実質的に増収増益でした。2019年11月期の第2四半期は、新店舗の増加などにより39.8%の増収、41.3%の営業増益となっています。

すでに売却した銘柄

・串カツ田中ホールディングス
キョーリン製薬ホールディングス
イオン
・キュービーネットホールディング