100円から株式投資が楽しめる日興フロッギーの使い方を紹介する連載「日興フロッギーの歩き方」。今回は、フロッギーで買った株が「株式分割・併合」になると、何が起こるの? 株数が昨日までと違うけどどうなってるの? といった疑問にお答えいたします。
株は稀に分かれたり、くっついたりする
株式は1株が2株や4株に分かれたり、逆にくっついたりすることがあります。これが「株式分割・併合」です。
株式分割が起こる背景として最も多いのは、「株価が上がりすぎた」場合です。株価が上がりすぎると、単元株を買うのに100万円、200万円と大きな金額が必要となります。そうなると個人投資家が株を買いづらくなってしまいます。個人投資家のすそ野を広めて、株の流動性を上げたいという方針が経営陣にある場合、株式分割によって、株価を意図的に低くすることがあるのです。
これとは逆に、複数の株を1株にすることが株式併合です。
銘柄の下に注釈が出たら分割・併合のサイン
では、実際に株式分割・併合があった場合、どのように表示されるのでしょうか。フロッギーでは、株式分割があった場合、株数の反映に遅れが生じるため、株数と時価評価額が実際よりも少ない状態で表示されます。また、併合の場合は逆に、株数と時価評価額が実際よりも多い状態で表示されています。
これは「権利落ち日」から「効力発生日」の前日までの期間だけしか起こりません。その際は、下記のような注釈が表示されていますので、ご注意ください。
株式分割・併合のスケジュール
「権利落ち日」とは、株式分割・併合が実行された後の株価として取引され始める日のことを指します。たとえば8月31日(土)(実質的には8月30日(金))を基準日として株式分割をする場合、8月28日(水)が権利付最終日となり、翌8月29日(木)が権利落ち日となります。
また、「効力発生日」は、実際に株数も株価もすべて変更後の状態でスタートする日を言います。基準日の翌日である9月1日(日)が効力発生日になります。
つまり2019年8月31日(土)を基準日とする株式分割・併合では、以下のようなスケジュールとなります。
なお、株式の分割や併合の日程を知るには、各社webサイトの投資家向け情報のほか、日本取引所グループの「権利処理に関する情報」のページ、弊社イージートレードに掲載の「株式分割予定銘柄一覧」などをご覧ください。