今回は日興フロッギーの手数料について、詳しくご紹介します。ソーシャルメディアなどでもよくご質問いただく、「買うときは手数料ゼロだけど、売るときはどうなの?」「スプレッドってなに?」「お得に売買するにはどうしたらいいの?」ーーそんな皆様の疑問にお答えいたします。
日興フロッギーの手数料体系
フロッギーでは100万円以下の注文なら買いの手数料はゼロです! 手数料もスプレッドも一切いただいておりません。ただし、100万円以下の売りは0.5%、100万円を超える買いと売りは1.0%の手数料がかかります。
ちなみに、東証に上場している企業のうち、99%の企業が1単元(=100株)あたり100万円以下で買うことができます。つまり、フロッギーで1単元分の株を買えば、株主優待制度を導入しているほとんどの銘柄を手数料無料で手に入れることができます(2019年3月末時点、優待取得条件は銘柄によって異なります)。
ここで言う手数料とは、売買時の単価に対して加減される「スプレッド」を指します。「スプレッド」とは、市場で取引されている株価と、実際に自分が取引する時の株価の差です。フロッギーの場合、売るときと買うとき両方に手数料としてかかります(100万円以下の買いを除く)。売りはスプレッド分低い単価が、買いはスプレッド分高い単価が採用されます。
ケーススタディ
それでは具体的にどのように手数料がかかるか見てみましょう。
たとえば、株価が1000円のA社の株を1万円分買う場合は、手数料(スプレッド)はかからないので、以下のように計算できます。
約定数量:1万円÷1000円=10株(小数点以下第6位切捨て)
約定金額:1万円
その後、A社の株価が1500円に値上がりして、持っている株のうち1万円分売るときは以下のように計算できます。
約定数量:1万円÷1492円=6.70241株(小数点第6位以下切捨て)
約定金額:1万円
6.70241株売ったので、手元の保有資産は、以下のように計算できます。
保有株式金額:3.29759株×1500円=4946円(円未満切捨て)
MRF金額:1万円
合計評価額:1万4946円
なお、 1万円分売るのではなく、持っている株を1万5000円分全て売るときは以下のように計算でき、手元には1万4920円が残ります。
約定数量:10株
約定金額:1492円×10株=1万4920円
フロッギーでは、単価は前場・後場の始値が適用されます。注文時間によって午前の取引の始値もしくは、午後の取引の始値が適用される仕組みになっています。取引時間と適用価格についてはこちらの記事をご参照ください。
単元株に振り替えて売るとお得に!
持っている株数が単元株数以上の場合は、単元株に振り替えて、日興イージートレードから売却すると手数料がお得になります!
たとえば、1単元が100株で、株価1000円のB社の株を10万円分持っているとします。フロッギーでそのまま10万円分売却すると、手数料(スプレッド)として0.5%(500円)かかってしまいます。一方、ダイレクトコースのお客様が日興イージートレードでB社の株を100株売却すると、手数料は137円しかかかりません。
単元株に振り替えるには
フロッギーで買った株を単元株に振り替えるには、日興イージートレードのこちら(※ログインが必要です)の画面からお手続きすることができます。持っている銘柄の中から、振り替えたい銘柄を選択し、「振替指示」ボタンを押してください。ただ、以下の期間(権利付取引最終日夕方~権利確定日翌日朝)は振替処理のため、手動で単元株振替をすることができませんのでご注意ください。
なお、フロッギーでは単元株数以上保有している場合、権利付最終売買日の夜間に自動で単元株に振り替わる機能があります(=自動スイング)。この機能があることによって、「あっ! 優待もらえるのに単元株にするのを忘れた!」ということを防ぐことができます。
以上のような売買テクニックを活用しつつ、ぜひ優待株や高配当株などへの投資にチャレンジしてみてください。引き続きフロッギーは投資を続けるすべての皆様を応援します。