19人のスゴ腕投資家が2019年の相場を占う!【前編】

リアル投資家列伝・ 資産70億円超え!リアル投資家列伝オフ会/ 日興フロッギー編集部

個人投資家19名が大集合! 1月のある日、これまでFROGGYの人気連載「リアル投資家列伝」に登場してくれた方々を中心に新年会を開催しました。集まってくれた個人投資家さんの資産の合計額は推計77億円!

スゴ腕投資家さんがこれだけ集まってくれたのだから、話を聞かないのはもったいない! ということでFROGGYではアンケートを実施。昨年の実績から、「今年は投資の始めどきなのか?」という質問まで、ズバッと答えていただきました!

参加者:アイルさん、アディさん、今亀庵さん、かぶ1000さん、かんちさん、おぐりさん(FROGGY登場時の名前はキクチさん)、桐谷広人さん、御発注さん、JACKさん、すぽさん、DAIBOUCHOUさん、立川一さん、www9945さん、Tyunさん、響煇嚆矢さん、夕凪さん、余弦さん、女性投資家Aさん、女性投資家Bさん

質問:あなたの資産額はいくらですか?
資産合計77億円!

まず最初に紹介したいアンケート項目は「現在の総資産」。なんと回答してくれた17人のうち、14名が億り人という結果になりました!

なかでもひときわ目を引くのが、ひとりだけケタが違う今亀庵さん。その資産額は30億円! あれ??、でも今亀庵さんって前回のインタビュー時(2017年)には資産40億円だった気が……。一体何が起きたのかは次の質問で。

もちろん億り人に達していない3名もスゴ腕であることには変わりません。
「新年会に合わせて、『億り人になりました!』と報告できればよかったんですが、ゾゾタウンを運営する「 ZOZO 」の株価が思ったほど上がっていないので……」(余弦さん)

と、謙虚におっしゃるものの、よくよくお伺いしてみるとあの年末年始の相場でも、資産を増やし、1億円まであと数百万円までのところまで来ているとのこと! すごすぎます……。

アンケートにご回答いただいた17人の資産を合計すると約77億円。これは、FROGGYでも株主優待銘柄として紹介している小売業「 ヴィレッジヴァンガード 」の時価総額に匹敵する金額です……! あらためて新年会にお越しくださった方々がスゴ腕投資家さんであることを再認識する結果になりました。

質問:2018年の損益はいくらでしたか?
1億円儲けた人もいれば10億円の損失も……

では、そんなスゴ腕投資家さんたち、2018年の損益はどうだったのでしょうか。回答してくれたのは17名。その結果は――。

日本株市場は2018年10月から12月にかけて急落しました。このため、保有株の評価損益が悪化し、資産を減らしてしまった人が多かったようです。気になる今亀庵さんはなんと「10億円のマイナス」。だ、大丈夫ですか?

「9月までは収支トントンくらいでした。ところが10月から年末にかけての株安で減らしてしまった。とくに新興株が大きく下げたため、『年末に向けて新興株が強いだろう』と考え強気に投資していたのが裏目に出ました。『そろそろ下げ止まるだろう』と考えていたら3ヵ月も下げ続けてしまいましたから……」(今亀庵さん)

大きく資産を減らしてしまったのは、かんちさんも同様のよう。

「8000万円ほどのマイナスになりましたが、あれだけ株式市場が下げれば普通ですね。8000万円を『普通』というのも感覚が狂っているのかもしれませんが(笑)」

普通の会社員なら現実逃避したくなるような金額ですが、かんちさんの資産は4億円。本人からすれば転んで打撲した、くらいの感覚なのかもしれません。

年1億円を稼いだ人の勝因は?

一方、プラスだった方で目立つのは響煇嚆矢さん。去年1年間だけで1億円以上を稼いだそうです!

「昨年よかったのは「 ジャパンインベストメントアドバイザー 」という会社。航空機リースの会社です。年初に3000円台で買っていたところ、春先には一時6000円を超えるまでに上昇しました」(響煇嚆矢さん)

昨年マイナスだった方でも、12月の急落時に安くなった株を買い、年初からの反発局面で挽回している方も多いよう。

「12月末はわかりやすい『セリング・クライマックス』(パニック売りの最終局面)でした。日経平均全体のPBRは6年ぶりに1倍を割り込み、信用評価損益率も大きく悪化、日経平均もTOPIXもマザーズ指数もすべて移動平均線からも乖離していました。どの指標を見ても『こんなに下がるわけがない』というほどに下げており、セリクラ感はすごかった。逆にいえば、絶好の買い場でした」(アディさん)

アディさんの読みどおり、12月25日に1万8948円の安値をつけた日経平均は、1月末には2万773円まで回復しています。

質問:初心者にとって今は株の始めどき?
Just Do It! 14名が株の「始めどき」で一致!

次に、FROGGYをお読みの方が1番気になるであろう点をお伺いしてみました! ずばり、「今年は株の始めどきでしょうか?」

この質問に対して、なんと19名中14名のスゴ腕投資家さんが「始めどきである」と回答しました!

理由は大きく2つありました。ひとつが「株を始めるなら早いほうが有利!」という回答です。

「いつでも経験が優先。相場環境は二の次」(夕凪さん)
「株は早く始めたほうが有利。失敗も成長の糧」(DAIBOUCHOUさん)
「株に限らず、物ごとは思い立ったときこそ始めどきだと思う」(Tyunさん)
「投資期間を長くとったほうが有利だと思うから」 (アイルさん)
「気になった時に始めるのがいいと思う。地合いは関係ない」(おぐりさん)
「いつ始めて問題ないと考えている」(立川一さん)
「思い立ったときがいつでも始めどき」(余弦さん)
「いつからでもドルコスト平均法(定額積立)で買い下がる」(かんちさん)

日本株の割安感はかなり強まっている!

さらに、「今だからこそ始める理由がある!」と考えるスゴ腕投資家さんたちもいらっしゃいました。

「優待株が結構下げて、投資効率がよくなったので」(桐谷広人さん)
「バリュエーション的には割安で入りやすいと思います」(すぽさん)
「割安な株も多く、株価も値下がりして買いやすい」(かぶ1000さん)
「下落相場であっても経験したほうがいい」(御発注さん)

2018年末の株式市場下落で割安感が強まった今は、始めるには良いタイミングなのかも。アディさんが詳しく教えてくれました。

「日経平均全体のPBRはリーマン・ショック時の0.8倍程度が下限。上は2006年に2倍まで上がりました。今は1倍強ですから、ここから下がったとしても0.8倍程度まで。日経平均PBRが下限に近い今こそ、株式投資を始めるにはちょうど良いタイミングです。リーマン・ショック時の0.8倍を想定して少しずつ買い下がってもいいし、もし日経平均PBRが0.8倍まで下がることがあれば、私は全力で買います」(アディさん)

質問:2019年の日経平均見通しは?
意外な結果が明らかに!?

では、実際、スゴ腕投資家さんは2019年の日経平均の見通しをどのように見ているのでしょうか?
「今年(2019年)の日経平均の年末値は年始と比べると高くなるでしょうか?」という質問のアンケート結果はこちら。

まず、意外だったのは、「予想しない」が4人、「わからない」が2人いたことです。相場全体の値動きを予想するより、個別の銘柄の動向を注視してチャンスを狙う人のほうが多いようです。

でも、「上がる」「下がる」で強いて分ければ、「上がる」が5人で、「下がる」が3人。「上がる」と答えた5人のスゴ腕投資家さんのその理由は――。

「株式市場は『わからない時』がもっとも売られる。目先の悪材料は多いが、年末にはそれらがクリアになり上へ」(アディさん)
「アメリカでは利上げが休止、国内では新たな元号が発表され、来年の五輪に向けてお祭りムードが予想されるため」(今亀庵さん)
「リスクはかなり織り込んだ」(アイルさん)
「皆が下がると思っているから」(DAIBOUCHOUさん)
「悲観的な見方をするアナリストさんや投資家さんが増えたため」(おぐりさん)

一方で、下がると予想する理由はこちら。「リスクが多い」と警戒感を強めているようです。

「世界経済の行方の不透明感、消費税増税」(JACKさん)
「金融引き締め、中国経済の減速」(響煇嚆矢さん)

スゴ腕投資家さんの多くが、相場の見通しは「予想しない」「わからない」と回答されたのは意外でした……! でも、見通しはなかなか難しいからこそ、「いつでも経験が優先。相場環境は二の次」(夕凪さん)であり、「失敗も成長の糧」(DAIBOUCHOUさん)にできるので、「株は始めるなら早いほうがいい」のかもしれないですね。

しかも、「今だからこそ始める理由がある!」という力強いご意見もありましたので、株式投資が気になっている人は思い切って一歩踏み出すのが良さそうです。

億り人3名が「横ばい」と予想する根拠はあの会長!

そんな中で、ちょっと面白い結果になったのは「横ばい」と答えた方のその根拠。なんと「横ばい」と回答した5人のうち3人が完全に一致していました。

「ニトリ信者だから」(余弦さん)
「ニトリ会長の予想に従って」(御発注さん)
「ニトリ会長が『2019年末は日経平均2万円』といっているから2万円だろう」(Tyunさん)

3名がこぞって名前を挙げた「ニトリ会長」とは「 ニトリホールディングス 」の似鳥昭雄会長のこと。でも、どうして??

「似鳥会長はこの数年、かなり精度高く予想しています。2018年相場の予想は『円相場は年平均1ドル=108円、年末の日経平均株価は1万9500円』で、ほぼ的中させました。しかもニトリホールディングスは為替先物取引を銀行との間で実施することにより、18年2月期に100億円以上も利益を押し上げた実績もあります」(Tyunさん)

上場企業の会長の株価予想まで参考にしていらっしゃるとは、スゴ腕投資家さんの情報収集ぶりに驚きです……!

質問:2019年の注目イベントは?
10月の消費増税に注目する投資家が圧倒的!

では、これから投資をはじめる際には、どんなイベントに注目しておくべきでしょうか? 今年はイベントラッシュ。国内では参議院選挙や消費増税が予定され、海外ではブレグジット(英国のEU離脱)が混乱を呼んでいます。スゴ腕投資家さんに注目イベントをお伺いしました。

「2019年の株価を左右するポイント・注目イベント」と聞いてみると、圧倒的多数となったのは、10月に予定される消費増税でした。
(後編では、消費増税で恩恵を受けそうな銘柄を紹介します!)

3月末にはブレグジット(英国のEU離脱)、7月ころには参院選といったイベントもあるものの、消費増税は幅広い関連業種の業績に大きな影響を与えることが予想されるため、注目している人が多いようです。

このほか、設問の選択肢にはなかったものの、自由解答欄に3人が記入してくれたイベントがありました。それは、「米中貿易戦争」。2018年末の株価急落の一因ともなっただけに、米中交渉の行方に気を配る人は多いようです。

スゴ腕投資家さんは、日本はもちろん、世界のイベントにも気を配っていることがよくわかりました。
こういったイベントにも注目しながら投資すると、世の中の動きをリアルに感じられて学びが多そうですね……!

<アンケートまとめ>
★17人中14人が億り人
★2018年損益は、プラスだった人は7名、マイナスだった人は10名
ただ、12月の急落時に安くなった株を買い、年初からの反発局面で挽回している人が多い
★「株を始めるなら、今年は始めどき?」という質問には19名中14名が「始めどき」と回答
理由①株を始めるなら早いほうが有利!
理由②2018年末の株式市場下落で割安感が強まっている
★2019年の日経平均の見通しは、約1/3が「予想しない」「わからない」と回答
「上がる」「下がる」で強いて分ければ、「上がる」が5人で、「下がる」が3人
★2019年の注目イベントは「消費増税」

「投資を始めるなら早いほうが有利!」と考えるスゴ腕投資家さんが多いようですし、相場的に見てもアディさんのように「下がったところは買い場」と考えている人も少なくないよう。「投資を始めようかな?」と迷っている人は今すぐ行動をするのが良さそうです!

後編は、「結婚相手にするならどんな銘柄?」とのムチャぶり質問から、投資を始める人へのアドバイスまで一挙にご紹介してまいります! お楽しみに~!

*本資料掲載時点で、ジャパンインベストメントアドバイザーは日本証券金融の注意喚起銘柄に指定されています。