株式投資ってなあに?

株式投資キホンのキ/ 日興フロッギー編集部とんぼせんせい

日本にはどれぐらいの株式会社があるのか、そして株式を買って、株主になったらどんな権利が得られるのか知っていますか? 投資未経験者、そして株式投資を始めている人でも、実は知らないことばかり……。そこで「株式投資キホンのキ」では、知っていそうで知らない株式投資の基本知識をサクッとお伝えします。

Point.1 株式投資とは、株式の売買で利益を得ること

みなさんは、色々なところで「株式会社」を見たり聞いたり関わったりしたことがあることでしょう。株式会社とは、事業を行うための資金を集めるために、「株式」という証明書を発行し、株式を販売して手に入れたお金を元手に事業を行う会社のことです。ちなみにニュースなどでよく耳にする「東証(東京証券取引所)」に上場している株式会社は約3600社ですが、未上場会社も含めると、なんと200万社もの株式会社があるんです。

「株式投資」とは、こうした企業が発行した「株式」を売買したり、企業から直接配当金などを得ることによって、利益を求めることを指します。株式は価格の変動があるので、儲かることもありますが、値下がりしてしまうリスクもあります。

Point.2 株式投資で得られる3つの利益

①配当金
②値上がり益
③株主優待

会社が事業で出した利益を元に株主に分配するお金を「配当金」といいます。配当金を出している会社の株式であれば、保有しているだけで定期的にお金が入ってくるという仕組み。

また、保有している株式の値段が買ったときよりも高いタイミングで売れば、その差分が「値上がり益」となります。さらに「株主優待」といって、株主であればその会社の製品やサービスを受けられる特典がある場合もあります。

これら3つの仕組みを理解してうまく売買できれば、株式投資によって利益を得ることができます。

Point.3 株式投資で気を付けたいこと

しかし投資において、絶対安全ということはありません。株式投資で得られるメリットとは逆に、保有している株式の値段が下がってしまった場合、株主は損をしてしまう恐れがあります。最悪の場合、会社が破綻して株式の価値がなくなってしまうこともあるということを覚えておきましょう。

<まとめ>
Point.1 株式投資とは、企業が発行した「株式」を売買して利益を得たり、保有することで配当金などをもらうこと
Point.2 株式投資で得られるのは、配当金、値上がり益、株主優待の3つ
Point.3 株式投資では、株式の値段が下がったり企業の破綻によって価値がなくなるリスクを覚えておく